2004年 7月 11日

そばうち

投稿者 by vulcan at 01:19 / カテゴリ: 駄文 / 0 コメント / 0 TrackBack

ニセコの『ペンション高気圧』というペンションには自分は4度ほど泊まっており、NamePは姉と二人で行っているので確か5度泊まっていると思います。Vul両親もVul達と一緒に2度泊まっており、そのうち1度はBianも生まれていたので、Bianも1度泊まった計算になります。

いつも、3泊4日か4泊5日ぐらいは連泊していたし、Vul両親から一度高松の魚を贈ったことがあったため、5月に電話をしたときは名乗っただけでこちらが誰なのか分かってくれました。そうはいっても、毎日25人、年間100日も接客しているのによく覚えてくれているものだと思います。

今回の旅行もできれば『ペンション高気圧』に泊まりたかったのですが、「夏は今やっていない」ということだったので、ホテル日航アンヌプリに泊まることにしました。ホテルの案内に『ペンション高気圧』の主人が教える『そばうち体験』というものがあったので、いきなり当日でしたが、ホテルの人に電話して空いているかどうかを問い合わせてもらったところ、午後が空いているということだったので、急遽そばうち体験を行うことにしました。

すると、『ペンション高気圧』のご主人の氏家さんがホテルまで車で迎えに来てくれ、いきなりお土産をくれたのです。ホテルの人に予約客の名前を告げてもらったのですが、声を聞かずに我々だとわかってくれたのが非常にうれしく、改めて感激しました。

そばうちは、NamePはかなり期待していたようだし、Vul父はうどんを自分で打っていたころもあり、大のそば好きだし、Vul母は何でも新しいことにチャレンジするのが好きな性質なのでそれぞれワクワクしていたと思いますが、自分はというと(めんどくさそう)(がんばって作っても店で食べた方がおいしいだろうし)という気持ちであまり乗り気でなかったのです。が、氏家さんに会えたということだけがうれしかったし、師匠が氏家さんでなければもっと露骨に嫌な顔をしていたと思います。

ところが、先に結論を言えば、自分はとんでもない誤解をしており、北海道のおいしい水を使った打ち立てのそばがこれほどまでにおいしいものだとは思ってもいなかったのでびっくり仰天しました。また、そばの道の奥ゆかしさと変にごちゃごちゃ変化球を多投する昨今の料理と違ってきわめてストレートで簡素に磨き上げられた技が美しく、また師匠のそばに対するこだわり方にも共感するところが多く、要するに非常に素晴らしい体験をすることができたのです。

パンなども同じ理屈だそうですが、そば粉を練るときの水加減と水とそば粉の合わせ方が非常に微妙であり、その日の湿気を考慮して様子を見ながら水を加える様は生き物を扱っているようです。

そば粉と水とがうまく混ぜ合わさったら、今度は練りに入るのですが、これは陶芸に通じるところがあり、日本の芸術の素晴らしさを垣間見る気がしました。その後はそばを平たく延ばす工程になり、これもかなりテクニックが必要で、最後にそばを細く切って完成(実際はもっと色々ありますが)し、その場で2分ほどゆでて食べました。

通常(機械で作ったそば)だとゆでる時間は5分ほど掛かるそうですが、こうしてそば打ちしたものは余計な水分が含まれていないので2分で茹で上がり、その(3分)分だけおいしさが逃げないのでおいしいのだそうです。

確かに自分達で作ったという達成感を抜きにしてもつるっとした舌触りや、つゆ無しでもおいしく食べられたりと、手前味噌ながら本当においしいです。そばうちを自分でやってみようというにはまだ機が熟した感じがしませんが、もう2、3回氏家さんのところで教わるか、親父が先にはまって高松で練習できたとしたら、自分もそばうちを始めるかもしれません。幸い、今回のそばうち体験の一部始終をビデオに収めているので、何度も復習できるのが強みです。

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kodakara.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/88
コメント
コメントする












名前、アドレスを登録しますか?