2005年 12月 07日

自宅出産に向けて(2)

投稿者 by vulcan at 03:15 / カテゴリ: 育児 / 2 コメント / 0 TrackBack

昨日紹介した『眠りねずみの部屋』は、どこも読み応えがあったが、堀井助産婦のお話がとても印象に残った。

まず、お産に100%はありえません。「絶対に無事に」とか「必ず元気な赤ちゃんを」とかいうことはお約束できません。それはよろしいですね。
 病院の出産と自宅出産とのもっとも大きな違いは、医師か、助産婦か、ということがあります。病院は「医師がいる」「設備がある」「医療機器が整っている」という安心感があります。これは病院の利点ですね。
 また、自宅で医師や医療機器が必要な事態が生じた場合、搬送のロスタイムが生じます。病院ならば5分で処置ができたところが自宅ならば搬送が必要で、それだけで30分かかるかもしれない。これは明らかに自宅で出産する場合に不利な点です。
 では自宅は設備がない、医療機器がない、ということで不利なばかりでしょうか? いいえ、自宅には安心できる、リラックスできるという利点があります。これは「なんだそんなことか」と言われることかもしれません。しかし場合によっては「自宅である」という安心感は「医師がいる」「設備がある」という安心感よりも大きな力となるかもしれません。また、自宅で産むことでお母さんは産む主体になることができます。これは産む時はもちろん、のちの育児にも影響してきます。
 自宅で生まれた赤ちゃんと病院で生まれた赤ちゃんは明らかに顔が違います。自宅で生まれた赤ちゃんの方が穏やかな顔をしています。「なぜ違うのか」「何の影響なのか」と聞かれても、私には答えられません。わからないのです。でも、顔が違うということはハッキリ言えます。それはもう本当に、明らかに違うのです。
 「自宅で出産する」と決めたからといって必ず自宅で産めるとは限りません。お産が進まない場合や赤ちゃんの心音が早い段階で弱くなった時、産んだ後の出血が止まらない時などは医療にバトンタッチします。
 ただ、前提として、仮にある人が無事に出産できる確率が50%だとします。病院は医師の力、薬、医療機器など医療の介入によってこの確率を90%まで上げようと努力するでしょう。助産婦は食事や運動の指導によって体力をつけること、本人にリラックスしてもらう要因を増やすことなどによってこの確率を90%まで上げようとします。

これを読んで、なるほど産婦がリラックスすることがそんなにも大事なんだな、ということが分かり、リラックスさせるためにどうしたらいいのか、という視点でお産を捉えることができるようになった。

もうひとつ考えたことは、やはり、深夜の時間帯に産気づいた場合の対処方法、病院搬送の場合の対処方法をあらかじめ確認したほうがいいということだ。幸い、ベイタウンにはすぐ近くにファイアーステーションがあるから救急搬送は短時間でできるだろうけど、その先どの病院に搬送してもらうべきかを含めて一度その方法を確認することが大事だと思った。

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コメント

エライ!
リラックス、という点では
逆にVulcanがいないときに産気づいたときのほうが
心細いような気がします。よろしくです!

投稿者:  REN   at 2005年12月07日 13:15

眠りねずみさんの自宅出産レポート、やっと全部読めました。2回に分けたけど、合計で3時間近く掛かったかな・・・でも読んでて苦しくないのは、感情的じゃなく淡々と出来事を報告するような「レポート」だからかな、と思えました。とても充実したサイトだとお勧めできますね!

私もあまり感情的にならずに、出産をレポートできるかな?私としては「自宅出産に向けて」シリーズはだいぶん冷静に書いたつもりだったけど、今思うとかなり感情があるというか、自分の意見を強く述べていたりグダグダ同じことを書いていたりするかも・・・読み手が同情(シンクロ)してくれれば吉だけど、「コイツは・・・」と思わせるほどクドイと引かれるってことだね・・・(-_-;)
とても勉強になりました。教えてくれて有難う♪(^-^)

投稿者:  NameP   at 2005年12月11日 04:21
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