2006年 3月 01日

房総半島小旅行(3)

投稿者 by vulcan at 13:03 / カテゴリ: 駄文 / 0 コメント / 0 TrackBack

そんなわけで、昼食をとりに山道を登った。狭い園で、所狭しと動物たちが配置されているので、子連れで移動する立場としてはありがたい。


上ったところにレストランがあったのだが、その隣に『星になった少年』を記念した建物があった。自分は全然知らなかったのだが、映画『星になった少年』とこの市原ぞうの国には関係が深いようだった。

そこで、昼食後、子供たちをウサギやモルモットと戯れさせている間に、自分はその建物を覗いてみることにした。すると、少年坂本哲夢氏が日本で初めての象使いになることを決意してタイに13歳で一人赴き、修業の後に日本中の動物園で年老いてお払い箱になった象たちの楽園を作りたいという母(園長)の希望を叶えるため、ぞうさんショーの開催を実行にうつし、各地のイベントに積極的に参加したりして、資金集めに奔走、タイからは修行時代の縁故を頼って象使いを日本に呼び寄せ、本格的なぞうさんショーが出来るようになったのだが、彼の果たした役割が非常に大きかったことが分かった。そして、建物が建つぐらいだから想像していたとおりなのだが、哲夢氏は20歳の若さで交通事故で死んだ。

夢半ばにして死を迎え、その志は10歳年下の弟が受け継ぎ、弟はやはり中学生のころにタイに修行に行き、今は市原ぞうの国で象の飼育係を務めている。彼の死後、一家は一度ばらばらになり、そして再び結束した。そんな、悲しいながらも感動のストーリーがあったことを知り、自分は哲夢氏に最高の敬意を払った。

彼の死は、ご一族にとっては悲劇そのものであろうが、彼の死により、日本中のぞうさんたちが幸せになろうとしている。勝浦ぞうの楽園という、ぞうさんのための安息の地が用意され、維持されていることは、哲夢氏の死をきっかけに、多くの人が感動を覚え、協力した結果だろう。飼育等に従事している方々も、不平不満はあろうとも、哲夢氏の存在による結束があればこそ、今日まで幾度の危機を乗り越えてきたのだと思う。こういうと誤解を招くが、敢えて言うと、哲夢氏の死は、象たちの幸せのために必要とされたものだったと思わないではいられない。

そういうわけで、千葉県民たるもの市原ぞうの国に訪れずして県民を名乗る資格が無いとさえ言える。哲夢氏の死を無駄にしないことが、生きている我々の果たす役目だ。

お土産屋には『星になった少年』のDVDが販売されていた。通常版は3900円だったが、初回限定版は6500円でこちらには、哲夢氏本人の映像記録やらいろいろ特典が付いており、迷わず初回限定版を買った。旅行後も、DVDを見ることで哲夢氏の遺志が伝わり、何度も感動している。
初回限定版のDVDを買った人には入園チケット(1800円;期間限定なし)がおまけで付いており、これで再びここを訪れることが確定した。

というわけで、今日のお昼休みも終了。続きはまた明日。

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