2006年 9月 07日

紀子様の男子出産について

投稿者 by vulcan at 14:43 / カテゴリ: / 13 コメント / 0 TrackBack

先日、伊藤若冲の絵画を見るために皇居に行き、売店にて、菊の御紋の入ったステキなカフスボタンとタイタックのセット(3500円)を見つけました。これを機会に愛国心を高揚しようと思い、妻の了承を得て、購入することができました。

アメリカでは『愛国者法』なるものが、911テロのすぐ後に可決されておりますが、愛国の名の下に、法的な権力を生み出すというのは、ちょっと行き過ぎというか、狂気じみた印象さえ受けます。愛国心というのは個々人の心の問題であって、これに基づいて法的な罰を与えるというのは、どう考えても良いことだとは思えません。『愛国者法』にならった『共謀罪法』が成立しないでほっとしていますが、秋の臨時国会で再度審議されるとのことで、注視しようと思います。

さて、紀子様が男子を出産しました。テレビも新聞も見ない我が家では、世間がこのテーマでどれぐらいにぎわっているのか、実感が湧きませんが、とにかく「まずはめでたい」という気持ちです。

これで、皇位継承に関する問題が全て解決されたとは思いませんが、一つの区切りがついたことは良いことです。また、皇位継承問題を通じて、世の中が天皇制に対して多少なりとも理解しようとしたことは非常に良かったと思います。これまで、無関心を装い、なるべく天皇制に関しては態度を曖昧にすることが私を含めた世間に求められた態度であったような気がしており、こうした機会が無ければ、今後も天皇制を論ずることはタブー視されていたかもしれません。

私は、天皇制について知識が浅いので、今のところ天皇制に関する大胆な議論を展開するつもりはありませんが、せっかくのめでたい機会ですから、多少思うところを述べたいと思います。

まず、小沢一郎氏が自由党党首であったころの文藝春秋 1999年9月特別号『日本国憲法改正試案』の中で、「天皇は日本国の元首だ」と述べていらっしゃる点についてです。日本国憲法の第一条「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」を読んでも、「象徴って、結局どういうことだ?」と長らく疑問を持っていましたが、

例えば第六条に書かれているように、主権者たる国民を代表し、若しくは国民の名に於いて内閣総理大臣及び最高裁判所長官を任命するのは天皇である。又、外国との関係でも天皇は元首として行動し、外国からもそのようにあつかわれている。このことからも国家元首が天皇であることは疑うべくもない。天皇が国家元首であることをきちんと条文に記すべきであると主張する人もいるが、今の文章のままでも天皇は国家元首と位置づけられている。

を読んで、天皇が元首であることを大前提にして考えると、いろんな不思議が消え去り、またつじつまが合うわけで、非常にすっきりします。

紀子様の男子出産について、「雅子様がかわいそう」という見解があちこちで見られますが、雅子様は今回のことでほっとしているかもしれません。皇室に対するプレッシャーを考えると、強くそう思います。

また、今回の皇位継承問題を通じて、皇室に人権があるのか無いのか随分議論されたことと思いますが、皇室はともかく天皇には人権が無いというのが矛盾の無い考え方なのでしょう。天皇に人権を認めるということは、天皇制を廃止するということに、結局は到達するものと思われます。

室町時代以後、天皇が政治の中心になることはなく、幕府、元老、内閣が政治の中心であり、天皇制が権力者にとって都合のよいように様々に利用されてきたというのが長年の歴史の実態かと思います。しかし、時代の流れ、時代の要求によって権力者は次々と変わる中、大きな混乱をきたすことなく時代の変化をうまくつなげてこれたのが、天皇家の最大の貢献ではないかと思います。つまり、平素はあまり必要とされなくとも有事には威力を発揮するということです。

そういう意味で、将来の危機に備え、歴史ある天皇家の伝統は、それが伝統であるがゆえに守るべきというのが私の立場です。伝統は、一度断ち切ってしまうと復活させることは容易ではありません。有事になってから嘆いても遅いわけです。したがって、皇室典範に関しても、物理的に守ることができないような伝統は諦めるほかありませんが、守ることが可能である伝統であれは守ることを第一に尊重すべきではないでしょうか。

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コメント

私はこの日本という国に子供が、しかも最近出生率が下がっている気配を感じる男の子が生まれたことには、万歳をしてもイイ気分です。しかし皇室に関して言えば、「雅子様に産んで欲しかった」と思ってしまうことを禁じえません。

えっと。
この先は個人的な意見や、かなり偏見のある言葉遣いがありますが、お許し下さい。

外務省キャリアを引き剥がされ、恋人をアフリカの僻地に追いやられ、自分の夢をすべてかなぐり捨てて皇室入りを余儀なくされた雅子様と、皇室に入る気満々で皇太子の弟を狙ってガッチリ取り入った、お嬢様気取りのイケズウズウシイ紀子様と、どちらが「ゆくゆくは天皇になる男子」を産んだらよかったのか?と聞かれたら、「せめて雅子様に幸せな皇太后になって欲しいよね」と思ってしまうのです。

あとは、日本の男性優位社会が、愛子様が皇位継承権を受け取れるように天皇制度を変えることで、女性も本当の意味で社会的地位が上がるキッカケになるかも?!と期待していただけに、「あ~また男が引き継いで、男が女より社会的に立場が上って状態は変わらないかも・・・」とガッカリしたのです。

きっと紀子様も、40歳を前にして生む気は無かったところを、最新の産み分け技術で無理矢理産まされたりしてるんだろうけどなぁ。皇室ならきっと育てるのはほとんど周りだから、「まぁまだ産めるならコイツに産ませとけ」って話でチャンチャンなのかしら・・・とか考えるとちょっ出産マシーン扱いされててカワイソウかな、という気もするけど。

紀子様は無事に男を産んで、ゆくゆくは皇太后で雅子様より皇室内で心持偉そうに振舞ったりするのかなぁと予想すると、「あ~、雅子様、ダイアナ妃のように離婚してしまって!」と思って仕方ないのです。


気分はへべれけな状態で、かーなーりー好き放題に書いてみましたが、今日を限りにいたしますのでお許しをいただけると幸いです。

投稿者:  NameP   at 2006年09月11日 00:37

雅子様が皇室入りを決意したときに、雅子様はもとより小和田家も相応の覚悟ができていたはずであり、今更外務省キャリアの恋人を持ち出すのはあまり適切ではないと思います。恋人との愛が本物であれば、アフリカであろうがどこであろうがついていくべきで、我々の想像を絶するような国策的な環境の変化に抗えない状態であったにせよ、皇室入りを決めた以上、過去を嘆いたり、「たられば」を持ち出しても意味が無く、外野がこうした被害者意識を持ち出すことは、雅子様にとっても良いことではないと思います。

仮に雅子様が現状を嘆き、過去に執着していたとすれば、厳しい言い方ですが、それは自業自得と理解するほかありません。


それから、皇位継承と男性優位(男尊女卑)とを同列に論ずることも、基本的には適切ではないと思います。「男系の維持のために側室を取る」という考え方は、男尊女卑の考えに通じるところがあるので言語道断ですが、皇位を男子に限ることが男尊女卑に通じるとは考えません。

皇位継承については、以下のサイトの見解に激しく同意しますが、男子が生まれた以上、男系という伝統を守ることを第一に検討すべきというのが私の意見です。しかし、下のサイトにも記載されているとおり、重要なのは『国家・国民統合の象徴として公的な任務を十分に果たされることが可能か否か』です。『天皇に人権が無い』という考えは、公務が最重要価値であるからです。したがって、雅子様の気持ちや紀子様の気持ちを慮るのはいいことですが、そういった情実によって天皇制が振り回されることがあってはならないと考えます。とはいえ、男子だからといって(あるいは長子だからといって)も、無能であれば別の方を皇位継承させるべきです(そうならないための帝王学だとは思いますが)。

http://www.kyoto-su.ac.jp/circle/ksup/168/3-1.html

投稿者:  Vulcan   at 2006年09月11日 12:46

上記サイトの

『皇族は政治的にも経済的にも、世俗を超えた中立無私の存在でなければならない。』

に激しく同意します。

投稿者:  Vulcan   at 2006年09月11日 13:04

私の浅はかな、一般スキャンダル好きTV的なコメントに、ご丁寧な回答を頂き、ありがとうございました。
私は天皇制についても、皇位継承権についても、あまり深く知っているわけではないし、雅子様や紀子様に直接会って話したことも無いので、全ては私の個人的な憶測であり、耳から入った情報を集めただけの、安っぽく薄っぺらな見識に過ぎないです。

批判や文句や悪口などは人生に必要なものではないので、以降は慎むようにします。
「皇族は中立無私」な存在なのですね・・・私もそれに激しく同意しますが、私は絶対に皇族にはなりたくないです。(絶対なれないけど!爆)

投稿者:  NameP   at 2006年09月13日 01:22

(笑)

投稿者:  Vulcan   at 2006年09月13日 07:02

文句や悪口は、確かに人生において必要なものではないですし、批判についても、
それが個人的な感情から生じたものであれば不要ですが、公人的な感情から
生じた批判は大切にすべきと思います。

投稿者:  Vulcan   at 2006年09月23日 09:03

Long before history began we men have got unneurotic apart from the women and done things. We had time. 

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