2007年 2月 07日

直観力

投稿者 by vulcan at 21:13 / カテゴリ: 存在理由 / 0 コメント / 0 TrackBack

現在、転職活動中なのですが、この際、直観力が非常に重要であることに気がつきました。

以前、『感性を研ぎ澄ます』の投稿で元上司の話を述べました。以前の会社の社名も先日の投稿にて明かしましたので、改めてご紹介したいと思います。

私が東洋信託銀行に入行後、最初に配属となったのは名古屋支店であり、その支店長がM氏でした。M氏は非常に人格的に優れた方で、それは、実家が刀田山鶴林寺(天台宗)であり、兄君がその住職を継いでおられ、仏心が高いがためであると思います。

人格的に優れているだけでなく、人生に対して非常に厳しい方でもあり、M氏に大喝されると私なぞは震え上がってしまいます。当時、融資稟議の説明を支店長に求められたときなど、蛇に睨まれた蛙よろしく、立ちすくんでいました。

そのようなわけで、私は非常に尊敬しており、東洋信託銀行を去るときも、またその後も時々近況を報告しておりました。その後、私が海浜幕張に居を構えるようになり、M氏は一駅隣の新習志野に居を構えていらっしゃいましたので、子供が一人、また一人と増えるたびに祝福していただいておりました。

そんな間柄でしたので、人生の岐路が近づきつつあると感じた昨年7月、M氏と酒を交えて、二人っきりで話す機会をいただきました。その際に、M氏が仰ったのが以下の文句です。

「人生は短く、やらなければならないことは山ほどある。無限の時間を使って、思う存分一つ一つに時間をかけたいものであるが、悲しいかな、ゼネラリストはそれが許されない。したがって、限られた時間で多くのことを理解するために疑似体験力が必要となる。人(スペシャリスト)が二年かけて身に付けた実体験を、疑似体験力をもって15分で全て理解せよ。まるでその場に自分がいるかのように、手に取るように分かるようになるものだ。それがゼネラリストという名のスペシャリストが果たす役目だ。」

このときは、(そのようなものか)という思い、(果たして自分に身に付くだろうか)という不安がありましたが、このたびの転職活動において、30分程度で20~30社の候補先の中から紹介をお願いしたい1、2社を選び取るという修行を何度も何度も繰り返していくうちに、(なるほど直観力とはこのようなものかもしれない)と思うようになりました。

つまり、限られた情報を前に感性を研ぎ澄ませて対峙し、自分がその会社に入ったときの情景を思い浮かべ、どのように展開していくかをイメージしていくわけですが、何通りかの展開を想像する中で、現状に無理がある展開がなんとなく分かるような気がするのです。

非常にばら色の展開を予想するには、現状に矛盾点があるように思うと、おそらくそうした展開にはならないのだろうというような感じで消去されていく場合もあり、自分の描いた展開、つまり仮説に対して、現状がぴったりフィットする場合には、そのような展開が最もありそうな気になったりするわけです。

とはいえ、直観力が確実に備わったとは思っておりません。しかし、転職活動は、短時間で自分を売り込むための修行になるばかりでなく、直観力を養う修行にもなるとは思いもよらず、また、様々な方との縁も深まり、非常に自分のためになっていると実感します。

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