2007年 3月 26日

危険な話の終焉を祈って(6)

投稿者 by vulcan at 23:49 / カテゴリ: / 7 コメント / 0 TrackBack

しばらくぶりに温心堂主人による『危険な話の終焉を祈って』から引用します。

結果は期待したものとはなりませんでしたが、佐賀県民が住民投票に向けて行動を起こしたこと自体、非常に賞賛できることだと思いますし、いつかこれが結果につながりうるものだと信じております。

「...まだ、小さ過ぎて自分の意見を言う機会を与えられない子どもたち、そして
まだ生まれていないために意見を言うことのできない遠い未来の子孫たちに
代わって意見を述べたい」。県政史上初めて住民の直接請求を受けての臨時
県議会。プルサーマルは住民投票で判断してという住民代表の意見陳述は
力強く、そして静かに議場に響きわたった。佐賀新聞コラム 有明抄より - 2007.2.2 -
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半減期が2万5000年というプルトニウムは、人類には制御・管理できない危険なものだ。この及ぼす影響はあまりにも大きく、広く、あまりにも長い。一度汚染された大地に生物が棲めるようになるには10万年の保障が必要とされる。未来の子孫はおろか未来の生物でさえ存続できるかどうかの問題だ。知事が1年前、唐突に「安全は確保される..」と発表して以来、にわかに県民運動が始まった。政治家にとっては粛々とこなす政治日程だったのかも知れない。県民との対話を避け、署名簿の受け取りさえ拒み、「反対している人々に何度説明しても同じだ」と言った知事や、与党の議員に声を届けるため、一年の時間とおびただしい労力が費やされた。2ヶ月の期間中、53191筆の署名数に達し、このうち49609筆が有効と認められた。届けられた山のような署名簿をパラパラとめくる知事の姿がテレビに映る。そして、1/25日、知事はこの署名を、「条例を制定する必要性は見いだせない」とする意見を付けて臨時県議会に提出した。

いままでの知事の言動から予想はされたが、真っ当な議論を恐れるかのように、最初から議論はかみ合わない。県議会は1/30日に開催され、知事は、「慎重に検討を行ったので、安全性は確保される」、「県議会において様々な議論が行われ、議会制民主主義が機能しているので、県民投票の必要性は見出すことができない」と提案理由を説明する。冒頭に掲げた記事は、このあと行われた県民の会、代表・満岡氏の意見陳述の様子である。プルサーマルのみならず原発の問題点を広く網羅し、原子炉の制御性・核燃料サイクル・コスト・放射能汚染・安全性・国の安全管理体制・事故時の想定・国際公約・使用済みMOX燃料・次世代への責任・次世代のエネルギー..について述べた後、次のように結ばれた。

今回、県政史上初めての県民投票条例を一蹴された今、県議会の皆さまの
現在から未来にわたる県民の守護者としての行動 を期待します。そもそも
県政は、県民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は県民に由来し、
その権力は県民の代表者がこれを行使し、その福利は県民がこれを享受
するものです。私たちは県民として、プルサーマルを行うことが国策だから
ではなく、佐賀県民がこのように幸せになれると、或いは未来の佐賀にこん
な素晴らしいことが起こると言う展望を見せて頂くよう強く思うものです。

1/30日に始まった臨時議会は2/1日、文教厚生委員会で否決され、さらに2/3日の本会議でも賛成5人、反対33人で否決された。新聞はこの5日間の動きを連日トップに載せ、他に論説や社会面の記事で取り上げた。県民はここに来て、ようやくプルサーマルとは何かを知り始めたところだ。知事や議員の皆様、「判断が正しいのなら恐れることはない」、県民に議会の扉を開いてくれ。このことを県民の会は訴えているのだ。虚心坦懐に話に応じれば、1年もの月日と5万人もの署名は必要なかったのだ。

プルサーマルを容認した古川知事と自民党県議が臨時議会でたびたび
引用したのが「間接民主主義(議会制民主主義)」の概念。専門性が高く、
全国的な影響を及ぼすプルサーマル計画のような問題は、県民から選ば
れた知事と議員が判断すべきというものだ。ある自民党県議は「間接民
主主義の否定で、我々への侮辱だ」とも言い切った。しかし、現在の古川
知事と県議が選ばれた4年前の選挙では、プルサーマル計画は争点には
なっていなかった。県民がこの問題を念頭に投票していないのは明らかだ。
読売新聞ニュースサイトより - 2007.2.3 -

上掲の記事は読売新聞の解説である。県民投票に厚意的なものと私には思えた。地元紙・佐賀新聞にも3日の論説で「住民発動の基本権...」と県民投票を支持する論が張られた。しかし、同日の紙面には1000万円はかかるかと思われるプルサーマル推進の全面広告と、さらに別のページにも下段1/3を使った放射性廃棄物の地層処分の広告が掲載された。数日後..また似たような「理解に努めるの広告」が掲載される...一口1000円のカンパを募って行った署名活動に比べ、あまりにも景気の良すぎる話だ。広告を糧とする新聞社やメディアの公正さと限界に釈然としないものを感じた。

否決された後、記者会見での代表の言葉は滔々と淀みないものであった。

ご支援ご協力いただいたみなさま、どうか本日の結果に気を落と
されることがありませんように。私たちはどうどうと胸を張って、
自分たちの子どもたちに、君たちと君たちの子どもたちと、そして
そのまた子どもたちのために一生懸命がんばったよと、言えるだ
けのことはして来たのですから。県議会の録画を観ていただければ
心ある人にはわかっていただけるでしょう。
1年前に県知事がいわゆるプルサーマル安全宣言をだしたときには、
県民の関心はここまでは高くありませんでした。2010年にプルサーマ
ル計画が稼働しはじめるまでにはまだ時間があります。県民はようやく
プルサーマル計画について知りはじめたばかりです。私たちはこの
活動を通してたくさんの仲間と信頼を得ることができました。そして
失ったものは、なにもないのです。
マハトマ・ガンジーはこう言っています。
重要なのは行為そのものであって結果ではない。
行為が実を結ぶかどうかは、自分ではどうなるものではなく
生きているうちにわかるとも限らない。
だが、正しいと信じることを行いなさい。
結果がどう出るにせよ、何もしなければ何の結果もないのだ。
そしてこうも言っています。
善きことは、カタツムリの速さですすむ。と
県民の皆さま、残念ながら古川康佐賀県知事と県議会の大部分の
与党の議員の皆さまは県民の意思を問う条例案を否決しました。
この方々のお名前をしっかりと胸に刻み、今後、否決した議員の皆さま
がどのように県民の声を聴き、どのように未来を子ども達に残そうとし
ているのかをしっかりと見守りましょう。

温心堂主人との出会いが、もしかすると自分にとって非常に重要な出会いであったのではないかと、後日気がつく気がする今日この頃です。

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2007年 3月 20日

僕の好きな歌

投稿者 by vulcan at 01:05 / カテゴリ: / 9 コメント / 0 TrackBack

突然ですが、私の好きな歌を紹介します。基本的に元気の出る応援歌が好きです。

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2007年 3月 12日

望めば適う

投稿者 by vulcan at 00:01 / カテゴリ: 存在理由 / 1 コメント / 0 TrackBack

私は、「人生とは望んだとおりに実現されており、仮に現実に不満を抱いているとしても、それは自らが望んだ姿だ」という考え方に賛同しており、私自身は望んだとおりの人生となっていると考えています。

といって、全てが思いのままに実現しているわけではなく、望み方が足らない場合は望みどおりにはならず、また、望んでいるようでいて実は心の奥底では望んでいないことというのは割りとよくあることであり、心のどこかで「自分にはまだ早い」と思うようなことは、そう思っている限り実現せず、「今こそふさわしい」と思ったときに実現します。

というわけで、自分にふさわしいと思った望みに限っては、全て実現し、全て手に入れてきたと自負する次第ですが、本日もまた一つ望みが適いました。

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私は長らくの間、究極の会社経営とはどのようなものかということを、漠然と思索しながら月日を送っておりました。そのような時分、つまり、漠然とという状態では全く何事も起こらなかったわけで、自分が何も望んでいないのと変わりがありません。

しかし、そのうちに会社経営の真髄を学びたいと強く願うようになり、あれこれと本を読んだり、会社経営について思考し、文章にまとめる作業をするようになりました。といってもお話にもならないような下らない文章の羅列でしたが。

しかし、未熟な自分には、自分ひとりでうんうんうなっていても限界があるため、師匠の一人である吉家さんに、書き上げた文章を読んでいただき、意見を請うことにしました。というのも、吉家さんがすい臓がんに侵され、吉家さんの存命のうちに志を受け継ぐ者がここに居ることを示したいと望んだことが、文章をまとめる原動力の一つとなったからです(もう一つの原動力は祖母に対し、今の私の想念を示しておきたいというものでした)。

そして、書き上げたものを吉家さんに読んでいただき、アドバイスとして、ジェームス・C・アベグレンの『新・日本の経営』を薦めて頂いたのが昨年の7月21日です。

当時の状況は8月22日の投稿に記載しておりますが、興奮しすぎているため、文章が酷く、改めてかいつまんで説明します。

『新・日本の経営』を手に入れるのに、思いのほか苦労したのですが、読んで非常に感銘を受け、吉家さんがなぜこの本を薦めてくださったのかが分かるような気がしました。そして、吉家さんが薦めてくださったことに対して、ただ読んだだけでは報いたことにはならないと考え、同書を今後の人生に活かすうえでも是非とも著者であるアベグレン氏に会いたいと強く望んだのです。

いろいろと糸口を探しましたが見つからず、諦めかけていたとき、二つの糸口が見つかりました。一つは千葉県企業庁であり、もう一つは会社の同僚だったN氏です。

結論を急ぐとN氏の伝手で本日アベグレン氏と面談することができたのですが、実に半年待ちました。しかし、半年待って本当に良かったと思います。というのも、これ以上望みようのない形でお会いすることができたからです。

N氏にたまたま『新・日本の経営』の話をしたのをきっかけに、私がTokyo Unitarian Fellowshipという会合に参加するようになり、座長のBillにアベグレン氏をいつか講師役に招聘していただきたいと、N氏とともに直訴しました。というのも、Billとアベグレン氏は旧知の仲だということを知ったからです。

Billは「努力してみる」と言ってくれました。そして、英語はあまり分からないながらも、いつかアベグレン氏が講師役となる日までに少しでも聞き取れるように、また、それまでの間に会のメンバーに顔を売っておくために毎月の会合に参加しました。N氏が居ることによる安心感によって、また、Billの奥様のやさしい思いやりによって非常に楽しく参加できました。

そして、本日、そうした甲斐があって、アベグレン氏の講義の後、著書にサインをしていただき、その後の夕食会では、アベグレン氏の隣に席を用意していただくという、なんとも信じられないほどの光栄を頂いたのです。本来ならば、Billの席です!しかし、その席が今の私にはふさわしいと思いましたので、遠慮せずに座らせていただくことができました。

アベグレン氏とは緊張しすぎてあまり大した話ができませんでしたが、それでもこちらの熱意だけは伝えることができました。また、アベグレン氏の奥様にも打ち解けてお話させていただくことができ、本当に今日は幸せな一日でした。

そして、今、アベグレン氏の、そして吉家さんの期待に適う、経営の真髄を極めたいと強く望みます。

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2007年 3月 09日

献血

投稿者 by vulcan at 17:00 / カテゴリ: / 6 コメント / 0 TrackBack

今日は会社を休んで確定申告と免許証の書き換えに行ってきました。

運転免許センターに設置されている献血センターが眼に止まり、4年以上献血をしていませんでしたので、「久しぶりに献血をしよう」と思って手続をしました。

問診票に気になる質問があり、そのまま医師のところに持っていくと、

「申し訳ありませんが、献血をお断りさせていただいています」

という返事。

この4年間の間に日本赤十字社の基準が変更となったようで、大学卒業前にイギリスに旅行に行ったことが拒絶理由となり、「狂牛病の可能性がある」と言われました。追い討ちを掛けるように「献血カードは発行できない」とも言われ、ちょっとムッとしましたが、「いろいろ騒がれている時代なので仕方ないか」と諦めました。

というわけで、日本赤十字社の方針が変わらない限り、献血ができない身になった次第です。

2007年 3月 08日

長所と短所

投稿者 by vulcan at 10:54 / カテゴリ: 存在理由 / 1 コメント / 0 TrackBack

実は昨日、熟慮の上、内定を辞退しました。

そこで、転職活動を再開することになりましたので、改めて長所と短所を振り返ろうと思います。

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長所:逆境に強い、逆境になればなるほど血がたぎる、腹が据わっている
短所:年齢に相応しくないほど大物過ぎる、可愛げが無い

長所:仕事が速い、実力のある年長者に可愛がられやすい
短所:仕事が速すぎて先輩、上司に恐怖感を与える

長所:いざというときにポーカーフェイスを貫ける
短所:得体の知れない人物と思われやすい

長所:洞察力に長けている
短所:全てを見通されている気にさせてしまい、気持ち悪がられる

長所:独立心が強い、独立独歩
短所:他人の思い通りには動かない、使いにくい、組織に適合しにくい

長所:責任感が強い
短所:無責任な人物を容赦しない

長所:叱られる度に伸びる、叱られるのが好き
短所:叱られたら萎縮するだけの人とは付き合いきれない

長所:部下に慕われる
短所:部下に非情になれない

長所:頭の回転が速い
短所:初めて見聞きすると、部下は魔法を見ているか、外国語を聞いているか、怒られているように感じてしまう

長所:展開が速い
短所:展開が速すぎて、普通の人はそのスピードについていけない

長所:誠実、筋を重んじる
短所:人生が不器用、余計な苦労をする

長所:ざっくばらん、裏表がない
短所:脇が甘いと見られがち、親に心配をかける

長所:大局的にものを見る、本をよく読む
短所:流行に疎い、新聞、テレビを見ない

長所:情熱家
短所:一途になりすぎる

長所:文章が美しいといわれる
短所:文章が長い

長所:良い妻、子供達、祖父母、両親、弟、妹、友人に恵まれている
短所:恵まれない人の気持ちが分かりにくい

長所:一族に誇りを持っている
短所:プライド、エリート意識が高すぎる

長所:勉強熱心、勉強好き
短所:興味が無いことには目も向けない、雑学に乏しい

長所:プログラミングが得意、各論からの積上げが得意、整合的な小宇宙を構築するのが得意
短所:総論からのブレイクダウンはまだまだ、小さくまとまりすぎる

長所:勘所、要所を見極めるのが得意
短所:要所を押さえたら熱が冷めやすい

長所:はったりがきく
短所:超のつく専門家にはなれない

長所:仕事を同時に複数こなす
短所:机の上がいつも汚い

長所:長所も短所もはっきりしている
短所:激しい人生になりやすい

大体こんなところで、転職活動の方もなかなか一筋縄ではいかなさそうです。

なお、今回の内定の際には、舞い上がりすぎたと自戒しており、次回は冷静に行こうと思います。