2007年 10月 24日

最近の仕事ぶり

投稿者 by vulcan at 23:29 / カテゴリ: / 9 コメント / 0 TrackBack

ここのところ、まったく更新ができないでいましたが、更新できない理由は書けないからで、つまり、何を書いたらいいのかわからなくなってしまっていたからです。
(同じようなことを前回も書いたわけですが)

ある時期は書くこと自体が楽しみであり、何を書くかなど考えないでよかったときもあったのですが、ここ数ヶ月は書くテーマが見つからないと書けないという状態で、書くテーマがあったとしても気が乗らないから書かないという状況に陥っていました。

さて、そんな中で、ここ数ヶ月私は何をしていたかというと、主に仕事をしていたわけです。一体何の仕事かというと、基本的にはWebの作成や更新をしていました。

仕事の中心はシステムやデータベースの構築とか、ハードウェアやネットワークの管理だったりするのですが、8月以降はWebの仕事が格段に増え、8割がたWebをやっていると言っても言い過ぎではないと思います。

会社のホームページをリニューアルし、英語版のサイトを作成し、中国語版のサイトを作成し、3つの事業の集客を狙ったサイトを構築し、採用ページを強化したり、その他もろもろのWeb系の仕事をしてきました。

特に、中国語版のサイトの構築は、使い慣れたソフトが中国語に対応しておらず、非常に苦労しました。いろいろ工夫して解決策を模索したのですが、力がないためか、どうしても文字化けを回避することができず、非常にストレスが溜まった時期もありました。

最近は、事業のページにおいて、集客が目的のため、SEOに凝っています。「SEOとは何ぞや」というところから始まり、検索順位を上げるために日々改善し、アイデアを実行に移し、工夫の余地が結構ありますし、成果が数値として現れますので結構はまってたりします。ある意味、ゲーム感覚を呼び起こす仕事だと思います。

Webの作成に関しては、MovableTypeを活用しています。そのおかげで、作りこみが速く、SEO対策的にもブログは優れていますので、MovableTypeをやってて良かったなぁと思ってます。

そんなわけで、日々Webの作成というか、MovableTypeで作ってますのでブログの作成をしていたりするわけで、そういう意味でも食傷気味というか、「家でのブログはもういいや」という、まあ、得意の言い訳になるわけですが、更新が止まっていた理由のひとつがここにあったわけですね。
(ちょっとわけが多すぎましたかね)

2006年 11月 15日

久留恵さんの遺書を読んで

投稿者 by vulcan at 20:43 / カテゴリ: / 10 コメント / 0 TrackBack

きっこの日記で久留恵さんの遺書を読みました。

パワハラによって、恵さんが自殺を決意するまでに追い詰められたことは想像に難くありません。彼女の立場を思うと非常に憐れに思います。しかしながら、彼女の遺書からは、恐怖と違和感ばかりが際立っており、何とも言いようのない気持ちになりました。

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遺書が全体を通じて発している感情は、憎しみです。ここに名を連ねた3名を祟り殺すまでは成仏しないという強い意思により、「葬式はしないでください」と言っているのではないかと深読みしたくなります。そうした印象に、強い恐怖を覚えました。

違和感の方は、上の二人を祟り殺したくなるほど憎むのは理解できなくもないのですが、3人目の曽於市現教育長が挙げられていることの違和感です。確かに教育長に訴えたのに、校長の不正を正してくれなかったり、公正な裁定を受けられなかったとすれば怨む気持ちも分からないでもないですが、センターに行って1ヶ月で自殺したという点から、恵さんが遺書で非難するほどの確執が教育長との間に生じたとはなかなか想像できません。単に作り笑顔が非情に癇に障ったということではないかと思ってしまいます。

教育長は上の二人と違い名指しされていないため、そこは怨みの気持ちが少なかった表れなのかもしれません。しかし、名前も知らないほど、つまり一度対面しただけであったとすれば、ぞっとします。

教育長は真心のない作り笑顔をしたのかもしれません。しかし、家族でさえ事情に精通するというのは困難であり、それほど人の心というのは分からないものであるのに、神でもない教育長が会ったばかりの時に全ての事情を理解するなどということは不可能であり、作り笑顔で適当にお茶を濁したくなるのも人情です。つまり、教育長に執拗にいじめられたというのなら教育長を怨むのも道理ですが、初対面の人に対して、気持ちを理解してくれなかったという理由で怨んでいるとすると、あまりにも常軌を逸してしまっていると言わざるを得ません。

人生をポジティブに生きる世の中をつくるということは、何と遠い道のりなのでしょう。どうか力をお貸しください。

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2006年 11月 08日

小泉前首相の使い捨て発言

投稿者 by vulcan at 13:16 / カテゴリ: 雑感 / 0 コメント / 1 TrackBack

小泉前首相が「日本夢づくり道場」の「道場開き」で使い捨て発言をしたことで動揺が走っているようです。

小泉前首相「政治家は使い捨て」…タイゾー議員「ショック」

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 新人議員の育成を目的にした自民党の「日本夢づくり道場」の「道場開き」が7日、東京・永田町の党本部で行われ、小泉純一郎前首相(64)が「政治家は使い捨ての覚悟を持つべき」と発言。郵政造反組の復党問題で揺れる「小泉チルドレン」に“親離れ”を説いた。

 約50人の議員の前で、この日、道場最高顧問に就任した小泉氏は「政治家は使い捨てにされることを嫌がってはいけない。首相も使い捨て。甘えちゃいけない」と断言。復党問題を意識してか「邪魔する人がたくさんいる。敵はあまただが、志を持って頑張ってほしい」と続けた。

 昨年の衆院選で郵政民営化反対の「造反組」を落選に追い込むため、小泉氏自らが送り込んだ「刺客」たちにゲキを飛ばした形。しかし、現在、党内で「造反組」の復党容認論が高まりつつある微妙な時期だけに、チルドレンも“生みの親”の「使い捨て」発言にドッキリだ。

 佐藤ゆかり議員は「含蓄のあるお言葉でした」と大人の受け答えだったが、杉村太蔵議員は「ショック? そりゃそうですよ。使い捨てされないように頑張るだけ」と苦笑い。井脇ノブ子議員は「仕方ないのは分かるけど、やっぱり、小泉さんの言葉は冷たいな~と感じた」と肩を落としていた。

一方、これに対して民主党の菅直人代表代行は批判しているようです。

「自民は使い捨て政党」 菅氏が復党の動き批判

民主党の菅直人代表代行は26日の記者会見で、郵政法案反対議員の自民党への復党をめぐる動きについて「自民党が使い捨ての政党だということを示している。例えば野田聖子さんが戻ってきたら、野田さんの所に刺客で行って比例で当選したりした人は次の選挙で対抗できるはずがない。小泉さんが小泉チルドレンを使い捨てにする政党だ」と批判した。

政治家に優しい政党など糞食らえであり、菅直人代表代行が本心からこのような発言をしているとしたら、完全に民主党は政党として失格だと思います。杉村議員や井脇議員も失格です。

小泉前首相の政策自体には、今のところあまり感心しておりませんが、政治家の本質については、よく心得ていると感じました。

P.S.

今回の発言は小泉チルドレンで使い物にならない議員の切捨てを予告したものであるとの憶測があるようです。その通りかもしれません。しかし、その通りであっても、議員はサラリーマンではなく、雇用契約に守られる存在ではありませんので、心情的な混同があってはなりません。議員は公僕中の公僕であることを常に念頭に置く必要があります。

2006年 10月 25日

教育基本法案比較検討(3)

投稿者 by vulcan at 17:55 / カテゴリ: 雑感 / 0 コメント / 0 TrackBack

最後に「インターネット教育」、「教育行政」、「教育振興基本計画」について所見を述べてみたいと思います。

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インターネット教育

現行法(教育基本法)

対応する条文なし

政府案(教育基本法案)

対応する条文なし

民主党案(日本国教育基本法案)

第十七条(情報文化社会に関する教育)
 すべての児童及び生徒は、インターネット等を利用した仮想情報空間におけるコミュニケーションの可能性、限界及び問題について、的確に理解し、適切な人間関係を構築する態度と素養を修得するよう奨励されるものとする。
2 すべての児童及び生徒は、文化的素養を醸成し、他者との対話、交流及び協働を促進する基礎となる国語力を身につけるための適切かつ最善な教育の機会を得られるよう奨励されるものとする。
3 すべての児童及び生徒は、その健やかな成長に有害な情報から保護されるよう配慮されるものとする。

インターネットが社会的な問題を生み、また、欠くべからざるツールであることは周知の事実ですが、果たして本条文を教育基本法に盛り込むべき性質のものかと考えると、疑問に思います。特に3は無理があり、かつ返って規制する方が教育上も弊害が大きいのではないかと思います。

本質的に、人間には健全な心と邪悪な心が内在しているという人間の性について、あるいは死生観について、宗教教育を通じて教育することを一義的に行なうべきであり、その礎の上にインターネット教育を持ってくるべきです。いずれにせよ、基本法においてインターネット教育について触れることは勇み足であると考えます。

教育行政

現行法(教育基本法)

第十条(教育行政)
 教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負つて行われるべきものである。
2 教育行政は、この自覚のもとに、教育の目的を遂行するに必要な諸条件の整備確立を目標として行われなければならない。

政府案(教育基本法案)

第十六条(教育行政)
 教育は、不当な支配に服することなく、この法律及び他の法律の定めるところにより行われるべきものであり、教育行政は、国と地方公共団体との適切な役割分担及び相互の協力の下、公正かつ適正に行われなければならない。
2 国は、全国的な教育の機会均等と教育水準の維持向上を図るため、教育に関する施策を総合的に策定し、実施しなければならない。
3 地方公共団体は、その地域における教育の振興を図るため、その実情に応じた教育に関する施策を策定し、実施しなければならない。
4 国及び地方公共団体は、教育が円滑かつ継続的に実施されるよう、必要な財政上の措置を講じなければならない。

民主党案(日本国教育基本法案)

第十八条(教育行政)
 教育行政は、民主的な運営を旨として行われなければならない。
2 地方公共団体が行う教育行政は、その施策に民意を反映させるものとし、その長が行わなければならない。
3 地方公共団体は、教育行政の向上に資するよう、教育行政に関する民主的な組織を整備するものとする。
4 地方公共団体が設置する学校は、保護者、地域住民、学校関係者、教育専門家等が参画する学校理事会を設置し、主体的・自律的運営を行うものとする。

民主党の説明に「民主党は、現行法の「不当な支配」という言葉の定義をめぐる、子ども不在の不毛な論争を教育現場から一掃するため、「民主的な運営」という表現にした。」とあります。確かに、『不当な支配』という文言の存在によって、指摘にあるような本質的な部分をなおざりにした戦いが繰り広げられてきたと考えます。

また、政府案にある『国と地方公共団体との適切な役割分担及び相互の協力』というのは、いかにも玉虫色で、日本の悪しき習慣が現れていると考えます。この点について、民主党案はすっきりしており、評価すべきと考えます。

現在の教育行政が三位バラバラ(学校設置者は市町村/人事権は都道府県/学習指導要領は国)で、これを見直さなければならない。また地方自治体では、予算編成権は首長、教育行政は教育委員会という二元性になっており、これを一元化する必要があると考える。その意味で、地域住民の民意を教育行政にも反映させるという観点から、直接選挙によって選ばれる首長を最終的な教育行政の責任者として位置づけることがより適切だと判断した。

ここで、確認しておきたいのは、民主党案の第7条第3項『国は普通教育の機会を保障し、その最終的な責任を有する。』との関係です。

両者を比較すれば分かるように、国は、普通教育の機会を保障しその責任を持つこととし、教育行政は地方に委ねるということが民主党の提案です。これでもグレーな部分は出てくるでしょうが、勇断と見てよいと思います。

教育振興基本計画

現行法(教育基本法)

対応する条文なし

政府案(教育基本法案)

第十七条(教育振興基本計画)
 政府は、教育の振興に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、教育の振興に関する施策についての基本的な方針及び講ずべき施策その他必要な事項について、基本的な計画を定め、これを国会に報告するとともに、公表しなければならない。
2 地方公共団体は、前項の計画を参酌し、その地域の実情に応じ、当該地方公共団体における教育の振興のための施策に関する基本的な計画を定めるよう努めなければならない。

民主党案(日本国教育基本法案)

第十九条(教育の振興に関する計画)
 政府は、国会の承認を得て、教育の振興に関する基本的な計画を定めるとともに、これを公表しなければならない。
2 前項の計画には、我が国の国内総生産に対する教育に関する国の財政支出の比率を指標として、教育に関する国の予算の確保及び充実の目標が盛り込まれるものとする。
3 政府は、第一項の計画の実施状況に関し、毎年、国会に報告するとともに、これを公表しなければならない。
4 地方公共団体は、その議会の承認を得て、その実情に応じ、地域の教育の振興に関する具体的な計画を定めるとともに、これを公表しなければならない。
5 前項の計画には、教育に関する当該地方公共団体の予算の確保及び充実の目標が盛り込まれるものとする。
6 地方公共団体の長は、第四項の計画の実施状況に関し、毎年、その議会に報告するとともに、これを公表しなければならない。

第二十条(予算の確保)
 政府及び地方公共団体は、前条第一項又は第四項の計画の実施に必要な予算を安定的に確保しなければならない。

民主党案はかなり踏み込んだ規定であり、基本法として相応しいかどうかの議論があると思います。しかし、政府を、会社でいう取締役会として機能させ、執行役として地方自治体の長が実際に行政を行なうという基本方針がある以上、実効性を高めるとともに、監視を強化する要請から、上記のような踏み込んだ規定を設けることは、意義が大きいと考えます。

いずれにせよ、相当の拘束力を持ちますので、覚悟の高い法案だと言えると思います。

民主党コメンタール

2006年 10月 25日

教育基本法案比較検討(2)

投稿者 by vulcan at 15:44 / カテゴリ: 雑感 / 0 コメント / 0 TrackBack

引き続き、「義務教育」、「大学(高等教育)」、「私立学校」、「家庭教育」、「地域教育」、「生涯学習」、「障がい児教育」、「職業教育」、「政治教育」、「宗教教育」について所見を述べてみたいと思います。

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義務教育

現行法(教育基本法)

第四条(義務教育)
 国民は、その保護する子女に、九年の普通教育を受けさせる義務を負う。
2 国又は地方公共団体の設置する学校における義務教育については、授業料はこれを徴収しない。

政府案(教育基本法案)

第五条(義務教育)
 国民は、その保護する子に、別に法律で定めるところにより、普通教育を受けさせる義務を負う。
2 義務教育として行われる普通教育は、各個人の有する能力を伸ばしつつ社会において自立的に生きる基礎を培い、また、国家及び社会の形成者として必要とされる基本的な資質を養うことを目的として行われるものとする。
3 国及び地方公共団体は、義務教育の機会を保障し、その水準を確保するため、適切な役割分担及び相互の協力の下、その実施に責任を負う。
4 国又は地方公共団体の設置する学校における義務教育については、授業料を徴収しない。

民主党案(日本国教育基本法案)

第七条(普通教育及び義務教育)
 何人も、別に法律で定める期間の普通教育を受ける権利を有する。国民は、その保護する子どもに、当該普通教育を受けさせる義務を負う。
2 義務教育は、真の主権者として民主的で文化的な国家、社会及び家庭の形成者を育成することを目的とし、基礎的な学力の修得及び体力の向上、心身の調和的発達、道徳心の育成、文化的素養の醸成、国際協調の精神の養成並びに自主自立の精神の体得を旨として行われるものとする。
3 国は普通教育の機会を保障し、その最終的な責任を有する。
4 国は、普通教育に関し、地方公共団体の行う自主的かつ主体的な施策に配慮し、地方公共団体は、国との適切な役割分担を踏まえつつ、その地域の特性に応じた施策を講ずるものとする。
5 国又は地方公共団体の設置する学校における義務教育については授業料は徴収せず、その他義務教育に関する費用については、保護者の負担は、できる限り軽減されるものとする。

政府案、民主党案ともに9年の年限が外れており、大きな相違点は、国家に最終責任が存することを謳っているか否かです。これは、小沢一郎氏の『小沢主義(イズム)』を読めば分かることですが、「現行法下では教育の責任の所在が明文化されておらず、それが、教育の現場を混乱させる元凶となっている」との信念に基づいた条文です。

進んで責任を取り、明文化せずとも「武士に二言は無い」と約束を守りきる武士道の精神が旺盛に生きているのであれば、この条文を盛り込むことは恥としなければなりませんが、責任を押し付け合い、あるいは、お互いにかばいあって責任の所在をうやむやにする、また、「記憶に無い」と、記録されたものが無いことをいいことに都合の悪いことは無かったことにしてしまう、あるいは積極的に記録を隠蔽する現在の官僚体制や政治家の姿勢に鑑みると、必要な条文であることを、不承不承認めざるを得ないと考えます。

大学(高等教育)

現行法(教育基本法)

対応する条文なし

政府案(教育基本法案)

第七条(大学)
 大学は、学術の中心として、高い教養と専門的能力を培うとともに、深く真理を探究して新たな知見を創造し、これらの成果を広く社会に提供することにより、社会の発展に寄与するものとする。
2 大学については、自主性、自律性その他の大学における教育及び研究の特性が尊重されなければならない。

民主党案(日本国教育基本法案)

第八条(高等教育)
 高等教育は、我が国の学術研究の分野において、その水準の向上及びその多様化を図るとともに、社会の各分野における創造性に富む担い手を育成することを旨として行われるものとする。
2 高等教育を行う学校は、社会に開かれたものとなるよう、職業人としての資質の向上に資する社会人の受入れの拡大、地域、産業、文化、社会等の活性化に資する人材の養成を目指す関係者との連携等を積極的に図るものとする。
3 高等教育については、無償教育の漸進的な導入及び奨学制度の充実等により、能力に応じ、すべての者に対してこれを利用する機会が与えられるものとする。

「日本の高等教育における家計の負担比率は約6割であり、アメリカ3割、ヨーロッパ平均1割、スウェーデン0割と比べ、日本が著しく高い状況」とのことです。

我が家は子供が3人おり、最低でも4人、できれば5人でも6人でも子供が欲しいと思っていますので、高等教育に対する、『無償教育の漸進的な導入及び奨学制度の充実等』は、個人的には非常にありがたいと思います。

但し、方向性としては、奨学制度の充実で対応してもらい、意欲ある者の教育の機会を広げることを優先して欲しいと思います。

私立学校

現行法(教育基本法)

対応する条文なし

政府案(教育基本法案)

第八条(私立学校)
 私立学校の有する公の性質及び学校教育において果たす重要な役割にかんがみ、国及び地方公共団体は、その自主性を尊重しつつ、助成その他の適当な方法によって私立学校教育の振興に努めなければならない。

民主党案(日本国教育基本法案)

第九条(建学の自由及び私立の学校の振興)
 建学の自由は、別に法律で定めるところにより、教育の目的の尊重のもとに、保障されるものとする。国及び地方公共団体は、これを最大限尊重し、あわせて、多様な教育の機会の確保及び整備の観点から、私立の学校への助成及び私立の学校に在籍する者への支援に努めなければならない。

私立学校のモラルをどう規律するかが難しいと思います。しかし、義務教育の最終的な責任を国家が負うことを明文化することにより、国家は私立学校といえども、モラル違反に対しては積極的に関与することが可能となると考えます。

政府案では私立学校の自主性を尊重することが謳われていますが、これに対して民主党案は建学の自由を保障しています。あくまでも、国家事業として教育に取り組む以上、私立学校といえども、モラル違反には厳しい姿勢で介入することが筋だと考えます。

家庭教育

現行法(教育基本法)

第七条第一項(社会教育)
 家庭教育及び勤労の場所その他社会において行われる教育は、国及び地方公共団体によつて奨励されなければならない。

政府案(教育基本法案)

第十条(家庭教育)
 父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする。
2 国及び地方公共団体は、家庭教育の自主性を尊重しつつ、保護者に対する学習の機会及び情報の提供その他の家庭教育を支援するために必要な施策を講ずるよう努めなければならない。

民主党案(日本国教育基本法案)

第十条(家庭における教育)
 家庭における教育は、教育の原点であり、子どもの基本的な生活習慣、倫理観、自制心、自尊心等の資質の形成に積極的な役割を果たすことを期待される。保護者は、子どもの最善の利益のため、その能力及び資力の範囲内で、その養育及び発達についての第一義的な責任を有する。
2 国及び地方公共団体は、保護者に対して、適切な支援を講じなければならない。
3 国及び地方公共団体は、健やかな家庭環境を享受できないすべての子どもに対して、適当な養護、保護及び援助を行わなければならない。

一義的の字義は『いちばん大切な意味をもっているさま。根本的。第一義的。』です。まさに教育の一義的な責任が保護者にあることを明記した点で、政府案、民主党案いずれも評価できますが、本来であれば、そのようなことは条文に明記せずとも当たり前のことであり、それを明記せざるを得ない世の中というのが悲しむべき現実の姿です。

なお、民主党案は、一義的という字句解釈の不当な拡張を危惧してか、『その能力及び資力の範囲内』という制限を付しており、より望ましい表現だと思います。

地域教育

現行法(教育基本法)

[再掲]第七条第一項(社会教育)
 家庭教育及び勤労の場所その他社会において行われる教育は、国及び地方公共団体によつて奨励されなければならない。

政府案(教育基本法案)

第十三条(学校、家庭及び地域住民等の相互の連携協力)
 学校、家庭及び地域住民その他の関係者は、教育におけるそれぞれの役割と責任を自覚するとともに、相互の連携及び協力に努めるものとする。

民主党案(日本国教育基本法案)

第十一条(地域における教育)
 地域における教育においては、地域住民の自発的取組が尊重され、多くの人々が、学校及び家庭との連携のもとに、その担い手になることが期待され、そのことを奨励されるものとする。

これも当たり前のことを条文に盛り込まなければならない悲しい現実の姿です。

生涯学習

現行法(教育基本法)

[再掲]第七条第一項(社会教育)
 家庭教育及び勤労の場所その他社会において行われる教育は、国及び地方公共団体によって奨励されなければならない。
(社会教育)第七条
2 国及び地方公共団体は、図書館、博物館、公民館等の施設の設置、学校の施設の利用その他適当な方法によつて教育の目的の実現に努めなければならない。

政府案(教育基本法案)

第三条(生涯学習の理念)
 国民一人一人が、自己の人格を磨き、豊かな人生を送ることができるよう、その生涯にわたって、あらゆる機会に、あらゆる場所において学習することができ、その成果を適切に生かすことのできる社会の実現が図られなければならない。
(社会教育)第十二条
 個人の要望や社会の要請にこたえ、社会において行われる教育は、国及び地方公共団体によって奨励されなければならない。
2 国及び地方公共団体は、図書館、博物館、公民館その他の社会教育施設の設置、学校の施設の利用、学習の機会及び情報の提供その他の適当な方法によって社会教育の振興に努めなければならない。

民主党案(日本国教育基本法案)

第十二条(生涯学習及び社会教育)
 国及び地方公共団体は、国民が生涯を通じて、あらゆる機会に、あらゆる場所において、多様な学習機会を享受できるよう、社会教育の充実に努めなければならない。
2 国及び地方公共団体が行う社会教育の充実は、図書館、博物館、公民館等の施設と機能の整備その他適当な方法によって、図られるものとする。

あまり比較しても仕方の無い条文ですが、生涯学習を法律で規定しなければ安心できない国民性とはなんとも幼稚だと感じます。

障がい児教育

現行法(教育基本法)

対応する条文なし

政府案(教育基本法案)

[再掲]第四条(教育の機会均等)
2 国及び地方公共団体は、障害のある者が、その障害の状態に応じ、十分な教育を受けられるよう、教育上必要な支援を講じなければならない。

民主党案(日本国教育基本法案)

第十三条(特別な状況に応じた教育)
 障がいを有する子どもは、その尊厳が確保され、共に学ぶ機会の確保に配慮されつつ自立や社会参加が促進され、適切な生活を享受するため、特別の養護及び教育を受ける権利を有する。国及び地方公共団体は、障がい、発達状況、就学状況等、それぞれの子どもの状況に応じて、適切かつ最善な支援を講じなければならない。

ここでは、民主党案に『尊厳』という言葉が使われている点に注目しています。政府案が『十分な教育』という表現なのに対し、民主党案は『適切かつ最善な支援』とありますが、この点は、何を持って十分とするか、何を持って適切かつ最善とするかを明確にすることはできず、どちらも大差は無いと考えます。

障害を有する子どもの尊厳を確保するというのは、教育基本法においても規定するに値する事項だと考えます。なぜなら、現状の障害者教育の現場では、明らかに障害者の尊厳を無視した(暴力的)行為が現存しているからです。

職業教育

現行法(教育基本法)

対応する条文なし

政府案(教育基本法案)

対応する条文なし

民主党案(日本国教育基本法案)

第十四条(職業教育)
 何人も、学校教育と社会教育を通じて、勤労の尊さを学び、職業に対する素養と能力を修得するための職業教育を受ける権利を有する。国及び地方公共団体は、職業教育の振興に努めなければならない。

職業教育が教育基本法で規定すべき事項であるとは思いません。この規定は生涯教育の中で盛り込むべではないかと考えます。

政治教育

現行法(教育基本法)

第八条(政治教育)
 良識ある公民たるに必要な政治的教養は、教育上これを尊重しなければならない。
2 法律に定める学校は、特定の政党を支持し、又はこれに反対するための政治教育その他政治的活動をしてはならない。

政府案(教育基本法案)

第十四条(政治教育)
 良識ある公民として必要な政治的教養は、教育上尊重されなければならない。
2 法律に定める学校は、特定の政党を支持し、又はこれに反対するための政治教育その他政治的活動をしてはならない。

民主党案(日本国教育基本法案)

第十五条(政治教育)
 国政及び地方自治に参画する良識ある真の主権者としての自覚と態度を養うことは、教育上尊重されなければならない。
2 法律に定める学校は、特定の政党を支持し、又はこれに反対するための政治教育その他政治的活動をしてはならない。

本条文は、歴史的には、学校現場での特定の政党支持が行なわれてきたことによる行き過ぎを反省して作られたものと考えられ、現状の社会的要請によるものではないと考えれば、政府案のように一字一句現行法を踏襲することも一理あると思います。しかしながら、『主権在民』という自覚が薄れつつある社会に鑑みると、社会的要請が存在すると考えることもでき、民主党案は評価できると考えます。

宗教教育

現行法(教育基本法)

第九条(宗教教育)
 宗教に関する寛容の態度及び宗教の社会生活における地位は、教育上これを尊重しなければならない。
2 国及び地方公共団体が設置する学校は、特定の宗教のための宗教教育その他宗教的活動をしてはならない。

政府案(教育基本法案)

第十五条(宗教教育)
 宗教に関する寛容の態度、宗教に関する一般的な教養及び宗教の社会生活における地位は、教育上尊重されなければならない。
2 国及び地方公共団体が設置する学校は、特定の宗教のための宗教教育その他宗教的活動をしてはならない。

民主党案(日本国教育基本法案)

第十六条(生命及び宗教に関する教育)
 生の意義と死の意味を考察し、生命あるすべてのものを尊ぶ態度を養うことは、教育上尊重されなければならない。
2 宗教的な伝統や文化に関する基本的知識の修得及び宗教の意義の理解は、教育上重視されなければならない。
3 宗教的感性の涵養及び宗教に関する寛容の態度を養うことは、教育上尊重されなければならない。
4 国、地方公共団体及びそれらが設置する学校は、特定の宗教の信仰を奨励し、又はこれに反対するための宗教教育その他宗教的活動をしてはならない。

我が国において、古来から、教育の現場で宗教を取り上げるという習慣は無かったと思います。それは、家庭における宗教教育が十分に行き届いていたからです。しかし、戦後、我が国では宗教に対する態度を明確にすることが難しくなり、それは家庭においても同様となりました。この結果、我が国における伝統的宗教は壊滅的な打撃を受けていると考えます。

西洋では、宗教は倫理観の根源であると考えられており、宗教教育は教育の現場で積極的に行なわれていると聞きます。一方日本では、家庭や地域社会において、倫理教育そのものが実践されていたわけです。その根本となる思想は、武士道、つまり、大和魂であったと私は考えます。

しかしながら、武士道は廃れてしまいました。したがって、現代において、伝統的宗教の知識を教育することは二つの理由で意義があると考えます。一つは、キリスト教などは宗教そのものに倫理観が備えられているため、倫理観の向上が期待できるというものです。しかしこれは実際にはなかなか思うようには効果が出ないでしょう。もう一つは、儒教、神道、仏教が封建制度とあいまって武士道を生み出したことに鑑みると、宗教教育の充実により、新たな日本の誇るべき精神が生み出しうるかもしれないからです。こちらは、時間のかかることですが、大いに期待したいと思います。

そういう意味で、踏み込んだ条文である民主党案は、時代の要請だと考えます。


民主党コメンタール

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2006年 10月 25日

教育基本法案比較検討(1)

投稿者 by vulcan at 13:43 / カテゴリ: 雑感 / 0 コメント / 0 TrackBack

教育基本法案について、比較検討し、個人的な所見を述べてみたいと思います。

まずは、「前文」、「目的」、「教育の機会均等」、「学校教育」、「教員」、「幼児期の教育」についての所見を述べます。

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前文

現行法(教育基本法)

(前文)
 われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである。
 われらは、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない。
 ここに、日本国憲法の精神に則り、教育の目的を明示して、新しい日本の教育の基本を確立するため、この法律を制定する。

政府案(教育基本法案)

(前文)
 我々日本国民は、たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で文化的な国家を更に発展させるとともに、世界の平和と人類の福祉の向上に貢献することを願うものである。
 我々は、この理想を実現するため、個人の尊厳を重んじ、真理と正義を希求し、公共の精神を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期するとともに、伝統を継承し、新しい文化の創造を目指す教育を推進する。
 ここに、我々は、日本国憲法の精神にのっとり、我が国の未来を切り拓く教育の基本を確立し、その振興を図るため、この法律を制定する。

民主党案(日本国教育基本法案)

(前文)
 心身ともに健やかな人間の育成は、教育の原点である家庭と、学校、地域、社会の、広義の教育の力によって達成されるものである。
 また、日本国民ひいては人類の未来、我が国及び世界の将来は、教育の成果に依存する。
 我々が直面する課題は、自由と責任についての正しい認識と、また、人と人、国と国、宗教と宗教、人類と自然との間に、共に生き、互いに生かされるという共生の精神を醸成することである。
 我々が目指す教育は、人間の尊厳と平和を重んじ、生命の尊さを知り、真理と正義を愛し、美しいものを美しいと感ずる心を育み、創造性に富んだ、人格の向上発展を目指す人間の育成である。
 更に、自立し、自律の精神を持ち、個人や社会に起こる不条理な出来事に対して、連帯して取り組む豊かな人間性と、公共の精神を大切にする人間の育成である。
 同時に、日本を愛する心を涵養し、祖先を敬い、子孫に想いをいたし、伝統、文化、芸術を尊び、学術の振興に努め、他国や他文化を理解し、新たな文明の創造を希求することである。
 我々は、教育の使命を以上のように認識し、国政の中心に教育を据え、日本国憲法の精神と新たな理念に基づく教育に日本の明日を託す決意をもって、ここに日本国教育基本法を制定する。

前文というのは、条文ではないことから、これを根拠に法的規制が行使されることはありません。そのため、とかく軽視されがちですが、前文は理念であり、実は非常に重要な存在です。なぜなら、これを元に法体系が構築され、また、条文間で矛盾が生まれた場合に、裁定は理念に立ち戻って行なわれるからです。

理念に基づいて判断していくことが、一貫性・公平性を保つ唯一の方法です。そうなりますと、理念というのは分かりやすくあるべきであり、なにが言いたいのかが、なんとなく分かるが漠然としているというのは、あるべき姿ではありません。そういう意味で、民主党案は非常に理念として、つまり前文として優れていると考えます。

また、政府案では「個人の尊厳を重んじ」という表現を使っているのに対し、民主党案では「人間の尊厳と平和を重んじ」という表現となっています。尊厳という言葉は『とうとくおごそかなこと。気高く犯しがたいこと。また、そのさま。「人間の―を守る」』という意味を指し、個人の尊厳を重んじるということが、どういう状況を生むか、空恐ろしくなります。尊厳を与えるべきは、どうあっても人間でなければならないと思います。

総じて、政府案は、「前文など短ければ短いほどよい」という考え方から、きれいな言葉を並べて煙に巻いた印象を受けますが、民主党案は、何ゆえ、今、教育基本法を改正しなければならないのかが、すっと理解できる構成になっていると考えます。

目的

現行法(教育基本法)

第一条(教育の目的)
 教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。
第二条(教育の方針)
 教育の目的は、あらゆる機会に、あらゆる場所において実現されなければならない。この目的を達成するためには、学問の自由を尊重し、実際生活に即し、自発的精神を養い、自他の敬愛と協力によつて、文化の創造と発展に貢献するように努めなければならない。

政府案(教育基本法案)

第一条(教育の目的)
 教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。
第二条(教育の目標)
 教育は、その目的を実現するため、学問の自由を尊重しつつ、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。
1 幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。
2 個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自律の精神を養うとともに、職業及び生活との関連を重視し、勤労を重んずる態度を養うこと。
3 正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。
4 生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと。
5 伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。

民主党案(日本国教育基本法案)

第一条(教育の目的)
 教育は、人格の向上発展を目指し、日本国憲法の精神に基づく真の主権者として、人間の尊厳を重んじ、民主的で文化的な国家、社会及び家庭の形成者たるに必要な資質を備え、世界の平和と人類の福祉に貢献する心身ともに健やかな人材の育成を期して行われなければならない。

『目的』という字義は、『実現しようとしてめざす事柄。行動のねらい。めあて。』であり、一方、『目標』という字義は、『見てすぐわかるようにつけたしるし。』です。これに対して、前文で述べている『理念』という字義は、『ある物事についての、こうあるべきだという根本の考え。』です。なお、現行法で規定している『方針』という字義は、『めざす方向。物事や計画を実行する上の、およその方向。』です。

私が一番違和感を感じるのは、政府案が『目標』として挙げていることが、果たして『目標』たりうるかということです。目標とはマイルストーンであり、達成したのかどうかがすぐに分かる性質を備えていなければならず、そうしたものを欠いた場合、寝言に過ぎません。

教育の機会均等

現行法(教育基本法)

第三条(教育の機会均等)
 すべて国民は、ひとしく、その能力に応ずる教育を受ける機会を与えられなければならないものであつて、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位又は門地によつて、教育上差別されない。
2 国及び地方公共団体は、能力があるにもかかわらず、経済的理由によつて修学困難な者に対して、奨学の方法を講じなければならない。

政府案(教育基本法案)

第四条(教育の機会均等)
 すべて国民は、ひとしく、その能力に応じた教育を受ける機会を与えられなければならず、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位又は門地によって、教育上差別されない。
2 国及び地方公共団体は、障害のある者が、その障害の状態に応じ、十分な教育を受けられるよう、教育上必要な支援を講じなければならない。
3 国及び地方公共団体は、能力があるにもかかわらず、経済的理由によって修学が困難な者に対して、奨学の措置を講じなければならない。

民主党案(日本国教育基本法案)

第二条(学ぶ権利の保障)
 何人も、生涯にわたって、学問の自由と教育の目的の尊重のもとに、健康で文化的な生活を営むための学びを十分に奨励され、支援され、及び保障され、その内容を選択し、及び決定する権利を有する。
第三条(適切かつ最善な教育の機会及び環境の享受等)
何人も、その発達段階及びそれぞれの状況に応じた、適切かつ最善な教育の機会及び環境を享受する権利を有する。
2 何人も、人種、性別、言語、宗教、信条、社会的身分、経済的地位又は門地によって、教育上差別されない。
3 国及び地方公共団体は、すべての幼児、児童及び生徒の発達段階及びそれぞれの状況に応じた、適切かつ最善な教育の機会及び環境の確保及び整備のための施策を策定し、及びこれを実施する責務を有する。
4 国及び地方公共団体は、経済的理由によって修学困難な者に対して、十分な奨学の方法を講じなければならない。

民主党は「民主党の憲法提言でも学ぶ権利の保障を21世紀の基本的人権と位置づけているが、新法でも、「学ぶ権利の保障」を明記したことは民主党案の特徴である。」と述べています。現行法や政府案に「学ぶ権利の保障」が込められていると解釈できますので、一見どちらでもいいように思います。

しかしながら、『義務教育』というのが、「子供には教育を受ける義務がある」という解釈を成り立たせようとしているかのような世情を鑑みると、声高に『権利の保障』を掲げるのにも肯けます。『義務教育』の字義は『法律に基づいて、国民がその保護する学齢児童・生徒に義務として受けさせなければならない普通教育。』であり、分かりやすく言えば「子供の教育を受ける権利を妨げてはならない義務」ということだと考えます。

学校教育

現行法(教育基本法)

第六条(学校教育)
 法律に定める学校は、公の性質をもつものであつて、国又は地方公共団体の外、法律に定める法人のみが、これを設置することができる。
2 法律に定める学校の教員は、全体の奉仕者であつて、自己の使命を自覚し、その職責の遂行に努めなければならない。このためには、教員の身分は、尊重され、その待遇の適正が、期せられなければならない。

政府案(教育基本法案)

第六条(学校教育)
 法律に定める学校は、公の性質を有するものであって、国、地方公共団体及び法律に定める法人のみが、これを設置することができる。
2 前項の学校においては、教育の目標が達成されるよう、教育を受ける者の心身の発達に応じて、体系的な教育が組織的に行われなければならない。この場合において、教育を受ける者が、学校生活を営む上で必要な規律を重んずるとともに、自ら進んで学習に取り組む意欲を高めることを重視して行われなければならない。

民主党案(日本国教育基本法案)

第四条(学校教育)
 国及び地方公共団体は、すべての国民及び日本に居住する外国人に対し、意欲をもって学校教育を受けられるよう、適切かつ最善な学校教育の機会及び環境の確保及び整備に努めなければならない。
2 学校教育は、我が国の歴史と伝統文化を踏まえつつ、国際社会の変動、科学と技術の進展その他の社会経済情勢の変化に的確に対応するものでなければならない。
3 学校教育においては、学校の自主性及び自律性が十分に発揮されなければならない。
4 法律に定める学校は、その行う教育活動に関し、幼児、児童、生徒及び学生の個人情報の保護に留意しつつ、必要な情報を本人及び保護者等の関係者に提供し、かつ、多角的な観点から点検及び評価に努めなければならない。
5 国及び地方公共団体は、前項の学校が行う情報の提供並びに点検及び評価の円滑な実施を支援しなければならない。

ここで、大きく指摘しなければならないのは、政府案が教育を受ける者に対して義務を課している点です。『重んじる』とか『重視する』という用語を使っていますので、規律違反をした者を即座に法律違反とすることには当たらないと思いますが、教育を受けることを望んでいない者が、意思に反して(親の顔を立てて)教育を受けている場合、規律を重んじる姿勢が見られない可能性が高いと考えます。こうした者は、考えあっての姿勢(行動)である場合もあると思いますが、本条文に基づき、『社会的落伍者』として排除する世の中が助長されるのではないかと危惧します。

教員

現行法(教育基本法)

[再掲]第六条(学校教育)
2 法律に定める学校の教員は、全体の奉仕者であつて、自己の使命を自覚し、その職責の遂行に努めなければならない。このためには、教員の身分は、尊重され、その待遇の適正が、期せられなければならない。

政府案(教育基本法案)

第九条(教員)
 法律に定める学校の教員は、自己の崇高な使命を深く自覚し、絶えず研究と修養に励み、その職責の遂行に努めなければならない。
2 前項の教員については、その使命と職責の重要性にかんがみ、その身分は尊重され、待遇の適正が期せられるとともに、養成と研修の充実が図られなければならない。

民主党案(日本国教育基本法案)

第五条(教員)
 法律に定める学校は、公の性質を有するものであり、その教員は、全体の奉仕者であって、自己の崇高な使命を自覚し、その職責の十全な遂行に努めなければならない。
2 前項の教員は、その身分が尊重され、その待遇が適正に保障されなければならない。
3 第一項の教員については、その養成と研修の充実が図られなければならない。

何ゆえ、『全体の奉仕者』すなわち『公僕』の言葉を政府案は取り除いたのでしょうか。『公僕』の精神こそ今の教育に必要なものであり、教育者に自覚を促すべき事柄ではないでしょうか。『公僕』というのは『国家の下僕』という意味ではなく、その字義は、『広く公衆に奉仕する者。公務員のこと。』であり、きわめて崇高な精神であり、現行法から継承すべき精神であると考えます。

幼児期の教育

現行法(教育基本法)

対応する条文なし

政府案(教育基本法案)

第十一条(幼児期の教育)
 幼児期の教育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであることにかんがみ、国及び地方公共団体は、幼児の健やかな成長に資する良好な環境の整備その他適当な方法によって、その振興に努めなければならない。

民主党案(日本国教育基本法案)

第六条(幼児期の教育)
 幼児期にあるすべての子どもは、その発達段階及びそれぞれの状況に応じて、適切かつ最善な教育を受ける権利を有する。
2 国及び地方公共団体は、幼児期の子どもに対する無償教育の漸進的な導入に努めなければならない。

この点について、民主党は「現在、幼稚園や保育園に通う経験なく小学校に入学する子どもが一定割合存在しているが、すべての子どもたちがより円滑な就学を図るためには、幼児段階での社会化のための教育を行うことが有効であり、そのためにも、幼児教育の漸進的な無償化が必要だと考えた。」と述べています。

私個人としては、当初、子供たちを幼稚園に通わせることをせず、学校教育は小学校からで十分と考えていたのですが、幼稚園での教育も意義はあろうと考え直して、年中組から入園させる方針に切り替えました。

幼稚園や保育園に通うことが、それらに頼らない方法に必ず勝るとは、今でも考えておりませんので、これを義務化する流れだとすれば反対の立場ですが、広く機会を与えるための無償教育の導入ということであれば、理解できます。


民主党コメンタール

2006年 10月 25日

藤田東吾の大和魂(2)

投稿者 by vulcan at 07:35 / カテゴリ: / 5 コメント / 0 TrackBack

らくちんランプが、時々行なう、安倍総理の写真の落書きは、あまりフェアプレーではないと考え、虫唾が走ります。

らくちんランプにはサムライになってもらいたいので、できればあの愚劣な落書きは削除してもらいたいと思います。

しかし、写真の点は唯一気に入りませんが、その他の点においての正義感は高く評価しています。特に、先日の藤田東吾の首相官邸前のビデオ撮影は、「よくぞ実行した」と思います。

イーホームズ藤田東吾社長からの、様々な疑問に対する回答文(必読)。(らくちんランプ)

▼続きを見る⇔折りたたむ▲

国交省、マスコミ関係者、ジャーナリスト、住民/国民の皆様へ

 代表的なご質問に対する回答と、私が記者の前で語り報道されないこと

 ここ数日の間に、私に対して、多くのご意見が届けられています。その中で、代表的なご質問に対して、また、司法クラブや総理官邸前で私が話した重要なポイントなど、以下の通りご回答申し上げます。この文責は、全て僕にあります。どうか、このままの内容で、とありあげてください。今、僕は、国民の命の危機を訴えて、安倍総理に「国家に巣食う者を弾劾する」と題した書面を届けました。昨日、内閣事務官の小金井武様から、総理秘書官に届いたとのお電話を留守電に頂きました(2006.10.23 AM11:45)。僕は、ある尊敬する財界(筆者誤字と判断により訂正。以下、下線部分について同様。)の大先達の方の紹介を受けて、安倍総理に偽装を証明する資料を直接お届けしたいと考えています。そして、国家の指定確認検査機関の代表を務めたものとしての務めを終え、その後の、必要な是正や不法行為を行なった公務員の摘発については、総理の名の下に、法の下に平等な実施を願うばかりであります。

 僕は、この文章のファイルを、国土交通省住宅局建築指導課小川指導課長以下、TBS、日本テレビ、フジテレビ、テレビ朝日、NHK、東京12cha、朝日新聞、共同通信、読売新聞、毎日新聞、日経新聞、知りうる限りのジャーナリスト、きっこさん、被害にあったマンション住民、その他の有志の国民、etcに送信します。
 下記の、you tubeの映像は、一般の方(らくちんランプさん)が撮影してくれました。昨日、世界で8位になりました。今、世界中の人が見ています。今、国家が隠蔽しようとしている、日本の同胞の命の危機を救うために、そして、国家に巣食う者を弾劾するために、journalist皆様のご協力を切にお願い申し上げます。(明らかな誤字脱字がありましたらお手数かけますが、訂正をお願い致します)

 その1.http://www.youtube.com/watch?v=LrgaPATsKDU
 その2.http://www.youtube.com/watch?v=dApNqiZ5k3A

 平成十八年十月二十四日
 イーホームズ株式会社
 代表取締役 藤田東吾

 1.何故、今の段階で、アパや国、行政の「隠蔽」の事実を公表するのか?
 1)まず、私には指定機関の代表を務めた公僕として、国民の命が危険に晒されているリスクを、お伝えする義務が大前提にあります。私は、社員から報告が上がった、これらの事実を、今年の二月から国交省、各地方行政、警察、東京地検にも何度となく伝えてきました。一定の、信頼できると考えていた報道機関にも、資料とともにお渡ししてきました。五月下旬に保釈された後には、民主党の馬淵議員にもお伝えしました(この効果は六月七日の国会で取り上げて頂きました)。しかし、結果的に、国家行政サイドもマスコミも黙殺してしまいました。その結果、川崎のマンションは来月に竣工し、住民に引き渡されると言う事態に到りました。アパの物件も、半年も経つのに、取り壊しもせずに放置されています。私の職業上の経験からは、事件が風化した後に、工事を再開し販売するのではないかと推測できます。

 2)この耐震偽装事件は、以上述べたとおり、「隠蔽」が根源にあります。故に、「耐震偽装隠蔽事件」と呼ぶのが正しいと僕は思います。

 3)耐震偽装隠蔽事件が発生してから、因果関係は証明できませんが、複数の方が亡くなりました。よって、当社の社員の身の危険を案じていました。また、僕が四月下旬に逮捕された後は、追及することも出来なくなりました。

 4)八月三十一日に、最後まで残務整理に残ってくれていた社員が、ようやく再就職が決まりました。僕は一人になり、これを機に、僕は、この耐震偽装事件を総括するために、mixi上の日記サイトを利用して、記録をまとめ始めました。(イーホームズのHPは既に閉鎖して、僕が記録できる場所としては「mixi」が適当だろうとの友人から勧めがあったのです。この友人が誰か?との質問も多いのですが、仕事関係の友人です。きっこ氏ではありません)

 5)僕は保釈の身であり、判決が出るまで、瑣末なことでも再逮捕される可能性があります。例えば、駐車違反をするだけでも、違法だとして逮捕され、投獄される可能性があると言われました。だから、十月十八日の判決が出るまでは、公表できなかったのです。静かにしていることが、住民の命に関わる問題を、公表できる唯一の手段だと思いました。                      
 以上の理由で、結果的に遅れましたが、行政やマスコミに隠蔽されてきた、「国民の命に関わるリスク」という事実を、こうして衆目の一致するところに公表できました。それでも、遅れた点を責める方がいるなら、スタッフの責任ではなく私の責任であり、「どうか申し訳ありません。お許しください」との言葉を添えさせて頂きます。

 2.なぜ、「きっこのブログ」や、「きっこの日記」に情報を提供したのか
 僕は、日本のマスメディアには、この一年を通じて失望しました。真実を伝えることが出来ないメディアは無意味です。僕、が幾ら住民の命のリスクを訴えても、彼らは無視し、僕の語る言葉の揚げ足を取り、主観的な観点から、イーホームズのイメージを悪くしたり、僕が言い訳や泣き言を言っているような報道ばかりが行なわれました。一人一人の人間は善良な方だと思いますが、この事件を社会的に公表することに対して、政治的な圧力が背景にあり、彼らは屈したのです。

 よって、きっこさんが、ネット上で、お一人の力で、真実をお伝えしているその他の状況を見てきながら、去年の十二月十七日か十八日だったかに、僕は、僕の知る真実の経過を、きっこさんにお伝えしました。そして、きっこさんのサイトだけが、僕らが認識する真実の耐震偽装事件を、ありのままの形で社会に公表してくれたのです。これは、インターネットの世界を知る多くの方が証明してくれるはずです。

 以上の経過を背景に、先の十月十八日に司法クラブの公表に先立ち、きっこさんに同様の内容をお伝えしました。結果として、司法クラブの内容は、税金で賄われているにも関わらず、判決に対する感想などの一場面しか取り上げられずに、その他の僕が話した内容は黙殺されました。国民の命が危険に晒される原因を作った「国土交通省」や「財団法人日本建築センター」の責任や、アパや、読売新聞の渡辺恒雄などの不正を糾弾しました。しかし、記者の連中は、裏が取れないとか、アパの物件は既に六月に朝日新聞などが取り上げていて、ニュースバリューがないという言い訳を言うばかり。もっと重要な、今の日本には二百万棟を越す耐震偽装建築物が隠蔽されている可能性を何故公表しないのか、不思議でなりません。

 僕は、発言の全責任は僕が取るから、公表してほしいと思います。例えば、渡辺恒雄が指示したら、裏も取らずに、他人を落とし込む記事を平気で書いたり、ニュースを流す、そして、その責任を取りもしない、「読売」と言うメディアの存在は、この日本を堕落させています。僕は、国家だけでなく、こうしたマスコミの腐敗振りを一定の証拠を伴って本に書きました。

 耐震偽装事件を経験して、結果的に傷つかなかった者は、公務員とマスコミです。デベロッパーも、建設業者も、設計事務所も、指定機関も、住民も、近隣住民も、ホテルオーナーも、ホテル利用者も、騒動に翻弄された多くの国民の皆様も、傷ついたにも関わらず、耐震偽装をもたらした責任を有する「公務員」と、情報操作で、事態を混乱させたマスコミは一切傷ついていません。この事実だけでも、この日本は、表面的には穏やかですが、イラクや北朝鮮とレベルが同等の「法意識」を持った上層階級の人間が、市民の犠牲の上に禄を窃んでいると、断定できるではないでしょうか。

 3.アパや川崎の物件の「偽装」の信憑性について
 僕は、今年の二月に、技術的専門家の構造審査部のスタッフ(一級建築士、建築構造士、JSCA正会員、構造計算プログラム運用経験者、建築基準適合判定資格等の専門的資格及び経験を有するスタッフ)から、これらの物件の構造計算図書が、「偽装(改ざん、若しくは不整合)」されているという報告を得ました。僕自身は専門的技術者じゃないですから、今、残された最後のエビデンス(証拠、you tubeで僕が安倍総理に渡そうとして持っている青いパイプファイル)を、技術的に説明することは出来ません。スタッフが示した偽装箇所が明示されているだけです。

 これのどこが偽装されているかは、耐震偽装調査委員会の委員だった、東大の野城先生が一目瞭然に説明しきれるはずだと思いますから、技術的な見地から不明な点があるなら、是非、野城先生にお尋ねください。野城先生は、調査委員会の席上でも、イーホームズの審査体制が未整備だったと明言していましたから、さぞかし、簡単に明確に分りやすく、あっという間に、偽装箇所と、その意味や低減の効果を説明しきれるはずです。それにも関わらず、(私の推測では、「おそらく」)、野城先生が理解不能ということであれば、その場合には、私が尊敬する、東工大の和田教授にご教授をお求め下されば、和田先生は、構造設計の実務家としても立派で高い実績をお持ちになる研究者ですから、適確にご指導いただけると思います。
現在、僕が持っている最後のエビデンスは、TBSの報道部に預けてあります。TBSは内容を調査し(既に複数の調査の結果、イーホームズでは偽装を認識しています)、事実を公表されるはずですから、もし、TBSの方が内容の詳細な説明をお求めになるのなら、以上申しましたように、まずは、東大の野城先生にご教授をお求め下さい。

 いずれにしましても、私どもが、二月に偽装を指摘した、アパの物件は工事が四月二十五日に止まりました。工事を停止したのはこの四月二十五日です。六月七日に、国会で馬淵議員の質問に対して、山本繁太郎住宅局長は、「三月二十日に工事は停止したと聞いている」という内容の回答をされましたが、事実は四月二十五日です。このように、結果的に住民の命に関わるリスクを内在する、偽装マンションの工事がいつ停止したかの「裏」も取らずに、国土交通省住宅局長が堂々と国会で答弁を行なうのです。そして、山本繁太郎局長は、この言葉にきっと責任を持ちません。工事が本当に止まった、四月二十五日まで、例えば、アップルガーデン若葉駅前のマンションは総事業計画は200億円に到ると推計されます(605戸、平均価格3千万円に、付帯工事費を加算した概算)ので、三月二十日から四月二十五日までの両端を含めて三十七日。金利を2.5%としても年間5億円、37/365は、約5千万円です。
 この金額を、山本繁太郎氏は個人で負担できるのでしょうか?アパグループに、「申し訳ない、余計な工事予算を使わせてしまって」と謝罪するとともに、自分のポケットからアパに支払うのだろうか?僕ならそうします。それがプロというものだと教わってきました。山本繁太郎氏が、プロならば、自分の発言に責任を持たねばなりません。公務員だろうと民間だろうと、プロとはそういうもののはず。もし、責任が取れないのなら、辞めるべきだと僕は思います。無駄な税金は眼を研ぐことで幾らでも削れるのです。

 とにかく、もし、偽装でないなら、工事中の写真や施工図で即座に証明できるはずですから、工事を止める理由も、販売を休止する理由もありません。自分達が不正をしていない確信があるなら、プロならば工事は続行するし、当然に販売を続行されれば良いだけです。違いますでしょうか?例えば、新聞記者にしろ、雑誌の記者にしろ、あなた達が書いた内容のものを、真実と違うから公表をしないで下さいとのお願いをしても、公表するのではないでしょうか?100%、誰が見ても、嘘だとわかる記事であれば、流石に控えるでしょうが。私は、現実に工事が停止している事実を、そして、販売を休止した事実をもってしても、イーホームズの技術的専門家のスタッフが指摘したとおり、偽装の存在は事実だと確信を持って主張できます。

 4.ヒューザーもアパも本来は被害者。全責任は、国土交通省と財団法人日本建築センターにある
 そもそも、耐震偽装は、「底の空いた金庫」を作った、「大臣認定の構造計算プログラム」を評価/認定した、旧建設省住宅局建築指導課と財団法人日本建築センターに全責任はあります。プログラムソフト自体は、ユニオンシステム等のソフト開発メーカーが作成していますが、このソフトを利用して、構造計算書が作成され運用されるという、建築基準法における性能評価業務が定める「業務方法書」を、リスクの存在を深く追求検討することなく、評価してしまった財団法人日本建築センター、そしてそれを認定してしまった住宅局建築指導課がミス(過失)を行なったものと考えます。つまり、耐震偽装事件における全ての被害は、国家賠償法一条に定める、公務員の過失に基づく賠償責任を、国が果たすのが筋だと私は思います。

 平成十七年十一月十七日に、当時の佐藤信秋事務次官は、建築士法と建築基準法の確認検査制度上の法的根拠を示して、イーホームズと姉歯氏、四社の設計事務所等の実名を公表しました。同時に、指定確認検査機関が、「図書省略制度においてヘッダーの印字を見落とした単純なミス」などという、事実を知らない国民の方が聞いたなら、「そんな素人でも見つけられるミスで偽装を見落としたのか」と信じてしまうような「嘘」の発表を行ないました。図書省略制度は採用されていませんから、この発表は全くの「嘘」です。本来は、自分達、国家官僚が過去に行なった大臣認定制度のミスを、この単純な「嘘」で隠蔽したのです。私が、平成十七年十月二十六日に、国交省に耐震偽装の第一報を通知した時に、この事案は、「大臣認定制度のプログラムの認定制度にある」と指摘し、同時に、「履行者責任として、宅建業法(に基づくデベロッパー)と建設業法(に基づく施工業者)による責任」を所轄する国交省に伝えたのです。その後、十一月十七日の時間発表に到るまで、この認識は、調査に関わった人たちの共通の認識でした。残ったメール等で証明できます。(これは本に記録しました)

 それにも関わらず、佐藤事務次官の行なった発表は、一部の者に責任を擦り付けて隠蔽しようとした国家的犯罪の発言だと僕は思います。「公務員は全体の奉仕者であって、一部の者の奉仕者であってはならない」(憲法十四条第二項)のです。佐藤事務次官の発表は、ヒューザーや木村建設の名前を伏せて、つまり、一部の者の奉仕者として、設計事務所と指定機関の責任で総括しようと意図された「嘘」なのです。

 佐藤事務次官が、この「嘘」を言わなければ、森田設計士は自殺しなかったかもしれません。
 失われた命は、二度と戻らないのです。
 佐藤信秋氏は、参院選に出馬を準備しているようですが、このような不届き者が政治家になるような国が美しい国であるとは思えません。

 そして、問題の大臣認定プログラムを認定した、財団法人日本建築センターは国家公務員の天下り機関であり、未だに大きな利権を有しています。この理事長を務める立石真氏は、旧建設省住宅局局長であります。偽装マンション、(小嶋氏流に言わせるなら)、殺人マンションを生む原因を作った評価/認定を行なったこの者の責任は誰も問い質していません。誰も手が出せないのでしょうか。僕には不思議で堪りません

 平成設計と姉歯元設計士が関与した都内のホテル等の物件で、この日本建築センターが確認を行なったものがあります。建築センターが調査をしないので、との理由で、イーホームズが調査を行なったところ、当社に申請されていたものと同様に構造計算書が、「偽装」されていました。
 私は、この事実を、住宅局建築指導課の田中政幸課長補佐に伝えました。しかし、隠蔽されました。

 立石真理事長は、建築指導課の連中の大先輩です。 彼らは身内に不祥事を表に出しません。僕が、何故、日本建築センターの偽装を公表しないのですかと田中課長補佐に問い質したところ、「確かに、偽装はされていました。しかし、再計算を行なったところ、1.0を下回るどころか、1.0を大きくクリアしていたのです。
 だから、偽装はされていても、低減していないので公表しません」と言いました。こんな馬鹿な話があるのでしょうか。構造計算書が、他の物件と同様に偽装されていた、図面を見ると、鉄筋の本数も太さも柱のスパン等も同様な内容です。それなのに、再計算したら、日本建築センターの物件だけ1.0を上回る。そんなことがあるのでしょうか。

 最早、警察の捜査で資料は一切僕らの手元にはありません。既に、日本建築センターや、国交省は改ざんを修正した図面を用意しているでしょう。こうした隠蔽を隠す周到な準備は公務員に勝るものはいないと思います。
 明らかに、彼らは、公権力に基づく差別を行い、法を犯しています(「全ての国民は法の下に平等」憲法十三条)
 ヒューザーの小嶋社長を逮捕したのだから、彼ら公務員を逮捕しなければ、法の下の平等に反し、差別的扱いを行なっているものと弾劾できます。

 5.新耐震基準以降でさえも、日本には200万棟の偽装建築物の存在可能性がある
 平成十八年五月二十二日に、当時の北側国土交通大臣は、非姉歯物件の103物件をランダムサンプリングして、構造計算図書の偽装を調査したところ、15棟(14.5%)の改ざんを発見しました。一年間に日本で建つ建築物は約70-75万棟です。単純計算するなら、年間約10万5千棟。新耐震基準以降、平成元年から17年間だけでも、この日本には、二百万棟の建築物の構造計算書が偽装されていると推計できます。
 
 イーホームズは、住民の安全確保を最優先に、誠実に全棟調査を徹底的に行い、姉歯物件37棟、田村水落物件3棟、計40棟の偽装建築物を発見しました。これは、二百万棟に対して、0.002%です。つまり、この日本には、行政が確認を下ろした物件で199万9千棟以上の偽装建築物が存在している可能性があります。

 命の危険を最優先して、直ちに、全物件の再調査を行い、地震国日本だからこそ、他国に較べて安全重視の建築行政を実施していることを行なうべきです。官僚は、自分達が間違っても謝りません。僕は、歴代の建設省、国土交通省の大臣や、立石真氏、佐藤信秋氏、山本繁太郎住宅局長は、即座に土下座でもして謝るべきだと思います。悪いことをしても素直に謝れない子供が増えているのは、彼ら公務員が、自分達の過ちを認めずに、屁理屈を言って自分を正当化している、ずるい大人の姿を見ているからではないかと思う時が、多々あります。

 6.偽装の調査を行うことが経済回復を失速させるのか?(前武部幹事長の言葉に対して)
 経済効果より、「命」が大切だと僕は思います。隠蔽して、結果的に地震が来て、死ななくて良かった人命が失われたとき、親や兄弟や愛する人が死んだ時、どれほど嘆いていも、幾らお金を積んでも、失われた命は二度と戻りません。経済の問題より遥かに大きな問題ではないのでしょうか。武部幹事長は政治家として失格した発言を行なったと思います。

 また、僕がこの一年を通して体験してきただけでも、全く無駄な税金が使われています。無駄な政治家、無駄な記者クラブ、無駄な財団法人、本当にたくさんの無駄な税金使途があります。この無駄を排して、その代わりに、一斉に、安全で快適な建築物に変えてしまうことのほうが、安心できる快適な21世紀を生むのではないでしょうか。今、正にローンの二重払いに苦しんでいるマンション住民や、善意であった建築主の方などの救済にも繋がるし、その他の経済効果は、果てしなく大きいはずです。新潟や阪神の大震災で、今でも苦しんでいる方の救済に繋がるなら、役に立っていない政治家の人件費を削るだけでも、すぐに救済できるはずです。経済の乗数効果は想像を超えるはずです。地震国だからこそ、段階的に、計画を持って、八年程度の計画の中で、日本を美しく変える。経済効果も高く、無駄な税金を排して、自由闊達な日本を、世界にアピールできると僕は思います。

 7.最後に 隠蔽体質という闇の意味
 僕は、公務員が、そして、おそらく多くの国民が、理念を失った。若しくは、理念を忘れてしまった。ということが、「隠蔽」を生み、そして、それを見て見ぬ振りをする価値観に日本が到っている原因だと思います。
 そして、これを直すには、憲法の前文、「主権在民」の意識を、もう一度取り戻せばいいだけの話だと思います。間違ったら謝る。修正できることは直す。隠し通してはいけない。憲法の前文と、第三章の「国民の義務と権利」を今一度読み直してください。戦争のない平和な未来を築くために、皆で努力しましょう。闇に閉ざされた心に光を差し込ますことが出来るのは、今をともに生きる我々一人一人の、不断の努力をもってしか出来ないのです。今こそ、憲法の理念に照らされて、枝葉の法律、省令、条令、準則、指導要綱など、複雑に入り組んだ手続き規定に人生を浪費しないように、徹底的に見直すことが大切だと思います。

 ありがとう御座いました。

 以上

 イーホームズ株式会社
 代表取締役 藤田東吾

2006年 10月 22日

共謀罪法がカウントダウン?

投稿者 by vulcan at 23:39 / カテゴリ: / 6 コメント / 0 TrackBack

きっこの日記を見ていたら、またまた共謀罪法が強行採決されようとしていることを知りました。

自民が補選に2勝したことで、24日火曜日に共謀罪法が強硬採決される可能性がぐっと高まってきたようです。「もうこの国に正義はないのか」と憤りを感じます。あと二日もありませんが、共謀罪法だけは阻止すべく、傍観者に徹するのではなく、できることをやろうと思います。

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共謀罪が危ない!緊急に行動を

重大情報!共謀罪は10月24日法務委員会法案審議冒頭に強行採決か!?(海渡弁護士)

共謀罪の行方に関心を寄せるすべての方へ

                  海渡 雄一(弁護士)

 本日18日、日弁連主催の共謀罪反対集会が開催されました。私はパネルディスカッションのコーディネーターをつとめたのですが、次のような情報を総合すると、共謀罪は10月24日法務委員会の法案審議冒頭に強行採決される可能性が高いと結論づけるに至りました。

みなさん、直ちに、強行採決を許さないという声をあらゆるところから上げて下さい。
まだ、時間は残されています。

根拠1

民主党の平岡議員(法務委員会理事)が、今国会では自民党が法務委員会でどの法案を審議するか、順番を決めようとしない。順当に行けば、信託法から審議にはいるというのが普通だが、そのような話が一切ない。平岡議員は、与党は、共謀罪から審議すると通告するのは間違いないだろうと言われている。

根拠2

与党理事が平岡議員の来週月曜の行動予定をしつこく聞いていたと言うことである。


これは、月曜日23日に法務委員会理事会を開催して、24日の開催日程から強行してくるためである可能性があることを示している。

根拠3

採決予定を明らかにしないのは、22日の補選までは、強行採決の意図を隠し、市民の反発を避けて、補選での与党勝利の障害要因をなくしたいためだというのが、平岡議員の分析だ。

根拠4

政府与党がこれまで、強行採決に失敗してきたのは、事前のノーティスがあり、市民側がこれに反対する準備をすることができたためである。この経過に学んで、政府与党は事前の計画を徹底して隠し、逆に今国会の成立は困難という情報を流して、市民の油断を誘い、一気に準備不足のところを襲おうとしているのではないか。

根拠5

法務省と外務省のホームページでのこの間のなりふり構わない日弁連攻撃は、日弁連 の疑問にはホームページで既に応えたとして、国会審議を省略して強行採決を正当化 する口実づくりとも考えられる。日弁連は既にこのホームページにも反撃しているが、政府側は、 論理的な説明は不可能であろうから、問答無用の正面突破を図る可能性がある。

根拠6

政治力学的にも、もし、補選で与党が勝利した場合には、この瞬間をおいて、共謀罪の一気成立をはかるタイミングは考えられない。このときを外せば、次の参院選が焦点化し、また、条約起草過程の解明や世界各国の条約実施状況の問題など、与党側は追いつめられていく一方だ。

確かに、このシナリオには、弱点もある。このような乱暴なことをすれば、野党の反発を招き、国会が中断されてしまい、他の重要法案の審議に差し支える可能性があるという点である。

また、補選で与党が一敗でも喫するようなことがあれば、状況は変わるだろう。

しかし、今日の集会で、ジャーナリストの大谷さんが、今週末には予備選だけでなく、核実験もありうることを指摘し、二度目の核実験を背景に、安部政権による国内には北朝鮮の工作員が3万人もいるのだから、共謀罪は当然必要だ、不要だなんて言う奴は非国民だというムードが作られ、一気に共謀罪を成立させようとしてくる可能性があるという予言をされていた。

大谷さんは10月15日に予定されていたサンデープロジェクトの共謀罪特集が北朝鮮特集に飛ばされ、放映が11月に延期されたという事実も報告された。北朝鮮情勢は、補選にも共謀罪の行方にも大きな影を投げかけている。


とにかく、来週火曜日は最大の警戒警報で迎えなければならない。後で泣いても手遅れなのだから。


【ヤメ蚊】この最大の警戒警報を受け、一人でも多くの方が、与野党議員(特に自民党公明党議員)に対し、共謀罪を採決したら二度と投票しないという決意を伝えるよう切望しています。

上記は『Some Kind of Wonderful』で知りました。その後、きっこの日記にもあった『きくちゆみのブログとポッドキャスト』を見てみることにしました。きくちゆみは、911テロに関する取り上げ方について多少偏りすぎている印象がありますが、正義感の強さゆえだと思います。少なくとも、今回の共謀罪問題に関しては、きくちゆみを指示しますし、彼女のような正義感の強い人物が必要なときです。

共謀罪は10月24日法務委員会の法案審議冒頭に強行採決される可能性もあるとのことです。
万が一予測が外れたとしても、最大限の警戒をしておく必要があります。

共謀罪についていまいちピンときてない方は下記HPを参照ください。

■共謀罪(キョウボウザイ)ってなんだ?


後で後悔しても手遅れだから、打てる手はいま打っておきましょう。
少しの時間で結構です。未来のために、皆さんの現在の時間をメールやFAXアクションに少しだけ使って頂けませんか?
衆議院・法務委員会へのFAXが一番効果的です。

(衆議院 法務委員会名簿)

「共謀罪には反対します!」などの簡単な文面でOKです。
とにかく沢山の反対意思を示しましょう。

【追記】

私は、法務委員会にスパムメール、スパムFAXを発射することには反対の立場です。法務委員会には是非とも、自分自身の言葉で、何をどうして欲しいのかを良く考えた上で、申し上げるようにしてください。

なお、私は以下の文面を、法務委員会のメールアドレスが公開されている25名に対して、政党にかかわらず、メールで送付しました。10数名へのメール送付が終えたところで、以後、スパム扱いと認定されたのか、送信が拒絶されてしまい、やむなく別のメールアドレスから発信しました。

あて先に全メールアドレスを載せて一通だけを発信するのが潔くないと考えたことで、個別に発信したのですが、メールサーバーにスパムチェッカーが入っているサーバーをご利用の場合は、全宛先をセットして、各位宛で送信するのも止むを得ないのかもしれません。

『是非、正義のために一命を賭してください』

○○ ○○様

初めまして。千葉に住む吉村と申します。

共謀罪法が24日に強行採決されるとのうわさが立っております。

大日本帝国が明治9年に発した『廃刀令』によって武士の魂が廃せられました。以後、武士の魂は『文士』と呼ばれる方々に受け継がれましたが、現代のジャーナリズムを鑑みると、今や武士の魂、つまり、大和魂は風前の灯となっている感を否定できません。そのような折、『共謀罪法』は大和魂を完全に死滅させる悪法と考えております。

法務委員会の皆様方は、一体何故『共謀罪法』を審議しているのでしょうか。審議などする必要は微塵もなく、即座に退けるべき法案ではないでしょうか。この法案が可決されたとき、皆様方を含め我々の祖先が、どれほど嘆かれるか、思いを馳せてください。

日本が日本として自尊心のある国としての道を歩むために『大和魂』を大切にしてください。この法案を退けることこそ、現代の『大和魂』の具現化だと考えます。

是非とも、勇断を持って『共謀罪法』の審議を終結させ、廃案としてください。よろしくお願い申し上げます。

吉村 健

Vulcanの日記
http://vulcan.kodakara.com/

情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士『【転載熱望】共謀罪の行方に関心を寄せる全ての方へ送る海渡弁護士の解説~政府は国民をこうして騙す!』

法と常識の狭間で考えよう『共謀罪法案の審議入り=強行採決が迫っている

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2006年 10月 20日

藤田東吾の大和魂

投稿者 by vulcan at 15:16 / カテゴリ: 雑感 / 0 コメント / 1 TrackBack
かくすれば かくなるものと 知りながら やむにやまれぬ 大和魂

上記は吉田松陰が投獄の折に詠んだものですが、今の日本において、藤田東吾こそ大和魂の塊ではないでしょうか。彼の言っている事実関係・論理性・重要性等を、どうのこうのと議論する前に、彼の正義感の大きさに対して、日本人であれば真っ先に畏敬の年を覚えるのが当然ではないでしょうか。

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「安倍総理殿、国家に巣食う者を弾劾致します」

平成18年10月20日

安倍晋三総理大臣、長勢甚遠法務大臣、但木敬一検事総長、東京地検の皆様、そして、官僚、政治家、マスコミ、関係業者、そして国民の皆様

イーホームズ株式会社
代表取締役 藤田東吾
 
 安倍総理大臣に置かれましては、日頃ご公務ご多忙の中、本日の、私からの通報を受け付けて下さり、誠に有難う御座います。深く感謝の意を申し上げます。

 私は、今日の午前中、川崎市内のマンション(エグゼプリュート大師駅前)と、設計事務所のアトラス設計の、二つを訪ねて来ました。何れにおいても、この度の「耐震偽装隠蔽事件」を解き明かす上で、とても重要な証拠となるからです。
 私が解き明かしたいものは、一部の官僚と政治家が、国民の命と財産を軽視して、癒着業者とともに利権を死守しようと、違法行為を犯したり、または少数の弱者をスケープゴートに見立てて、不正を隠蔽するという国家体質を暴きたいのです。そして、この体質を日本から除却しなければ、子供達の為に明るい未来はないと信じているからです。
 よって、私は、以下の事実を記者クラブや国土交通省に隠蔽されないように、直接、安倍総理大臣にお渡し、事件の解明と住民の安全確保を早急かつ遺漏なき対応をお取り頂きますようにお願い申し上げます。

 まず、エグゼプリュート大師駅前は、建築確認の構造計算図書が偽装(改ざん、若しくは不整合)されていました。ところが、中間検査の直前の二日前に、計画変更が川崎市において下ろされました。しかし、工事は建築確認の図面のまま進行したものと考えるのが当然であり、計画変更によって偽装マンションが隠蔽された可能性が99%以上はあるものと考えられます。

 この偽装マンションを生み出したのは、たとえ藤光建設サイドからの圧力があったにせよ、川崎市と国家であります。
 一方、国家は、ヒューザーの小嶋氏を、グランドステージ藤沢のマンションに偽装があるのを認識していながら、お客様に引き渡したとして、詐欺罪で逮捕しました。小嶋氏は、引渡し直前の、平成17年10月下旬の段階で偽装を認識したと思われますが、この時点では既に完了検査も終了していました。
 であれば、このエグゼプリュート大師駅前は、中間検査を1月末に行った時に、構造計算書の偽装が、川崎市によって隠蔽されたわけです。販売案内のHP(下記参照)を見ると、来月11月の竣工で、翌12月に入居予定となっています。つまり、販売は大方終了し、購入者は引越しの準備をし、新居に入る段取りや買い物を楽しみに進めているはずです。

 私は、川崎市と国交省建築指導課の罪は、建築行政を行なう者自らが隠蔽したとして、小嶋氏より遥かに大きいと思います。イーホームズでは、2月に構造計算書の偽装を認識し、川崎市と国家に通報しています。しかし、隠蔽されてしまいました。強制捜査と私の逮捕で追求も出来なくなりました。

 現段階でも、非破壊検査を、国家が関与しない公正中立な第三者機関等に徹底的に行なわせるべきです。99%以上の確率で偽装マンションのはずです。この偽装を生み出したのは、川崎市と国家官僚です。彼ら公務員が偽装マンション(小嶋氏流に言わせるなら、殺人マンション)を、生み出したのです。法の衡平を重視するなら、小嶋氏を逮捕した以上は、川崎市の倉形課長、国土交通省の当時の北側一雄大臣、佐藤信秋事務次官、山本繁太郎住宅局長、小川富吉建築指導課長、田中政幸課長補佐、高見企画調査官も同じく逮捕するべきです。この者達は、小嶋氏より、建築行政のプロとしての立場からも、遥かに悪質です。そして陰湿です。

 因みに、イーホームズでは、1月24日に行なわれた本件計画変更の内容については不知です。また、今の段階で状況がどうなっているかは同じく不知です。よって、今日、私は現場に行って参りました。現場は既に竣工間近です。既に、総戸数42戸の内、30戸以上の成約になっているとのことです。また完売も間もないとのことです。

もし、このまま誰もが見てみぬ振りしたら、ここにもうすぐ住む住民の方は、国家と川崎市によって耐震強度の偽装が隠蔽されたことを知らずに、一戸当たり平均3名の家族として、136名の命が危険に晒されながら住み続け、そして、ローンを払い続けて行きます。安倍総理、果たして、このような犯罪を許してよいのでしょうか。
 10月18日に、私が語った司法クラブでの発言を、99%のマスコミは黙殺しました。まさか、この事実も黙殺してしまうのでしょうか。許してよいとはとても思えません。

私は、イーホームズの代表者として、一国民として、国家に巣食う者を弾劾します。安倍総理大臣お力を発揮してください。日本のマスコミには期待できません。とは言え、私一人の力では及びません。どうか、日本の皆様も、力をお貸し下さい。お願い致します。

 そして、事実を明確にし、検事総長や、東京地検が、これらの役人を犯罪者として逮捕できないなら、小嶋進さんは無罪放免として即刻に釈放するべきです。そして、「秋霜烈日」のバッジを外して検事を辞職し、司法の職から離れるべきです。総理大臣も、法務大臣も、自らの責務を果せないなら政界から去るべきです。道徳的に不適合者です。

 また、同時に、株式会社田村水落が関与した全ての建築物について、即座に再計算及び非破壊検査を実施して、住民や利用者の命の安全確保を果すべきです。そこには、アパグループが関与した多くの物件が含まれています。

 次に、渋谷区代々木のアトラス設計に関する調査を行って参りました。ご存知の通り、渡辺朋幸氏が代表を務める設計事務所です。何故、調査を行ったかと言うと、渡辺朋幸氏が建築士の免許を持たない無資格者でありながら、名義を借りて設計事務所を経営し設計業務を行っているとの、確度の高い情報を得たからです。私は驚きました。今回の耐震偽装事件に関連して、姉歯元一級建築士が建築デザイナーの秋葉氏に建築士免許の名義を貸与したことで、姉歯氏も、秋葉氏も逮捕されました。皆さんご存知の通りです。

現在、アトラス設計の渡辺朋幸氏は、平成17年10月にイーホームズに姉歯氏が行なった構造計算書の偽装を指摘したと評価され、耐震偽装景気に便乗して、マンション販売講習会等で構造設計の講演をやっているなどと聞きました。しかし、一級建築士も持たず、建築構造士でもなく、JSCA会員でもないなら、分不相応といわざるを得ません。また、秋葉氏と同じく、名義借りによって逮捕されなければ不公平となります。
 よって、渡辺朋幸氏が本当に無資格なのかを確認するために、東京都や、建築士会、そしてアトラス設計の調査を行なってきたのです。この結果、与えられた情報どおり、無資格者でした。ある一級建築士の名義を借りて、アトラス設計事務所を運営していました。至極かつ誠に残念ながら、秋葉氏と同様に逮捕されなければなりません。
 もし、逮捕しないのなら、その差別的扱いを正当化する理由を、法の衡平性の観点から、但木検事総長は明確に国民に対して説明する義務があります。

 東京地検の皆様には、改めて、胸に付けた「秋霜烈日」のバッジの意味を思い起こし、あなた達が、法を司るものとして自らが正しい者であるのか否かを明らかにしてください。もし、明らかに出来ないのなら、バッジを外して、司法の世界から去るべきです。

 尚、川崎市のマンションと、アトラス渡辺については、詳細データを以下に掲げます。

1.(仮称)エグゼプリュート大師駅前
建築場所 川崎市川崎区大師駅前2丁目12番34号
     RC構造、地上15階建て、延べ床面積3,461?u
建築主(デベロッパー) 株式会社伸明ハウジング 代表取締役 山崎伸
        藤光建設株式会社 代表取締役 佐藤雅彦
設計者 藤光建設株式会社一級建築士事務所 橋本清
構造設計 株式会社田村水落設計 代表取締役 水落光男
川崎市まちづくり局指導部建築審査課長 倉形紳一郎 044-200-3019
国土交通省住宅局建築指導課 03-5253-8111(代表)
山本繁太郎住宅局長、小川富吉建築指導課長、田中政幸課長補佐、高見企画調査官

(1)確認済証番号 eHo.05.A-01003000-01号 (平成17年8月12日)

(2)計画変更:確認済証番号 eHo.05.A-01003000V-01号 (平成17年11月2日)
この11月2日の計画変更は、杭の変更(現場造成杭から規制杭への変更)である。工事は10月17日に着手しており、杭の変更以外の建築計画は、当然に、(1)の確認図面通り進行しているものと考えるのが常識である。

(3)現場の中間検査は平成18年1月26日に川崎市が行った。合格としている。
 しかし、この直前の2日前、平成18年1月24日に、再び、計画変更図面が川崎市に対して申請され、この計画変更の確認は同日付で川崎市が下ろしている。この規模の、中間検査とは、建物の2階部分の構造躯体までが終了した時点で行われる。よって、2日前に計画変更された図面が、現実の工事に反映されているとはまずもって考えられない。素人でも分かることです。
 
 イーホームズでは、2月において、上記建築計画の構造計算図書に偽装を認識しました。この通報を川崎市に行ないましたが、計画変更で処理したとして、それ以上の調査も追及もしませんでした。国に通報しても、関知しない、特定行政庁との間で処理してくれと言われました。田村水落が関与した多くの物件の再調査を行なうように、田中政幸課長補佐に電話で僕から話しましたが、国は動きませんでした。結果的に、構造計算が偽装されたままのマンションが、今では完成間近に到ってしまいました。被害を発生させ、拡大させてしまったわけです。

2.アトラスの渡辺朋幸の名義借り状況
住所 東京都渋谷区富ヶ谷1-9-19 2階
社名 有限会社アトラス設計 代表取締役 渡辺朋幸 03-5465-1137
   一級建築士事務所登録 管理一級建築士氏名 小林昭代(名義貸与人)

以上

らくちんらんぷ『藤田東吾社長の決意表明

2006年 10月 19日

イーホームズ藤田社長のメッセージ

投稿者 by vulcan at 01:30 / カテゴリ: 雑感 / 0 コメント / 5 TrackBack

昨年の暮れ、藤田社長からきっこに到着したメールに私は心を打たれたのですが、先般藤田社長からきっこへ到着した次のメッセージを転載することについて、それを藤田社長が望んでいると判断しましたので、以下に引用します。

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きっこ様

藤田です。今日は援護射撃ありがとう御座いました。心強かったです。

僕は、きっこさんとはお会いしたこともお話したこともありません。ただ、僕が知っている耐震偽装事件の真実を、唯一、ありのままの形で取り上げてくれた日本のメディア(=「きっこの日記」)を運営されている方であることを、知っているだけです。

耐震偽装事件を通じて、マスコミとはどういうものなのかが良く分りました。新聞では朝日新聞が最も良いだろうと思って、去年の12月上旬に築地本社を訪ねました。たとえ、イーホームズに批判的な記事を書いたとしても構わないから、僕らが知る全ての事実を伝えるので、この事件をしっかり記録して記事にしてくださいと頼みました。耐震偽装を担当していた斉賀さんというデスクの方が応対してくれ、僕の趣旨を理解してくれ、担当記者をつけてくれました。12月13日に大臣認定プログラムが改ざん可能であるとの記事を書いてくれたのはこの方達です。他の報道関係者に較べて、最も、技術的学識的観点から確認検査制度や構造設計を勉強して記事を書いていました。

僕らは、年が明けて2月に入りアパを糾弾し始めました。斎賀さんが亡くなったのはこの時期です。そして、担当だった記者の方は担当から外されました。因果関係は僕には分かりません。そうした事実が符合しているだけです。そして、3月3日に、合同捜査本部の緊急立入捜査が入ります。アパの関係も含めて多くの資料が没収されました。しかし、僕らは、手元に残していた資料をもってアパの糾弾を続けました。結果として、4月26日に僕が逮捕されることで、会社の存続を断念せざるを得ませんでした。8月31日に最後まで残務整理の為に残っていた社員の再就職が決まりました。この日から、僕は、僕が辿った道筋を書き始めました。

僕は、我が子同然であったイーホームズという命を弔うために本を書きました。ある出版社に入稿もしました。そして、もしもの時を考えて、信頼できる複数の友人にも原稿ファイルを渡してあります。きっこさんにもお渡ししました。

いろいろと長くなってしまいましたが、本当にありがとう御座いました。
(以上の文責は当然に僕にありますが、もし、この文章を他に転載しようとされる方がいるなら、僕は構いません)

藤田東吾

また、次の記事は藤田社長がプレスリリースしたものなので、こちらも合わせて引用します。

「東京地裁での判決に際して、マスコミの皆様へ、そして国民の皆様へ」

今日、東京地裁で、僕に対する判決が出ます。
耐震偽装事件に関係した裁判では一番最初の判決です。
僕は、この裁判の容疑や内容については、話す意味がないと思いますのでコメントはしません。

僕を逮捕した本当の理由は、国が、アパのマンションやホテルの偽装を隠蔽するために、藤田東吾を逮捕して黙らそうとして、行なったものと考えています。

イーホームズでは、平成18年2月に、アパグループのマンションの偽装を発見しました。アパのマンションやホテルの構造設計を一手に行なっていた、田村水落という設計事務所の水落代表がイーホームズに来社して、「こんな偽装の手法は、姉歯より俺が先に初めた」と豪語しました。「建築確認を早く取るために、構造設計にかける時間が少ないから構造計算書を偽装(改ざん)するなんて、他(の構造設計士)にも沢山いるよ」と平気で言いました。実際に、田村水落がイーホームズに申請をしていた3件の物件に偽装が発見できました。その他の物件は、役所や他機関に提出してきたと言いました。その後、アパの取締役や責任者の方が来社して、アパに関する偽装の隠蔽や計画変更を要請しました。全く、ヒューザーの時と同様です。

イーホームズで受け付けていた3件の物件の内2件は、イーホームズでは計画変更も、再計算も適わないと判断したので、現在、工事は止まったままです。取り壊しもしていません。事件が風化したら、工事を再開して、販売するのかもしれません。「アップルガーデン若葉駅前」と「アパガーデンパレス成田」です。他の1件は、川崎市の物件で、川崎市で計画変更の処理がなされました。しかし、本当に重要なことは、住民や利用者の命に被害を与える可能性であり、それは、工事中のマンションやホテルではなく、既に完成して入居済みの物件です。

僕は、国交省に対して、イーホームズで受け付けた以外のアパの物件を調査するように糾弾をしてきました。国は関知しないと言いました。アパは工事を止めませんでした。これも、ヒューザーの時と同様です。この状況が、4月まで続いた中で、4月26日に僕は逮捕されました。逮捕自体の「見せ金」の容疑は、たとえお金はすぐに返済して誰に迷惑をかけなかったとしても、違法を行なった者として罰を受けなければいけないことだと反省しております。

多くの国民の皆様から激励のお手紙を頂きましたが、僕は以上の経過をずっと黙ってきました。もし、言ったとしても、国は隠蔽するために何をするのか分らなかったし、社員もいたので、安全を優先しました。また、アパの元谷会長が、安倍晋三官房長官(当時)の後援会である、安晋会の副会長を務めていたことも、当時は知りませんでした。
今、イーホームズの社員は、全員、再就職が決まり、新しい道を歩んでいます。そして、僕は一人になりましたが、僕が知る真実をここに語ることは、イーホームズを創業した者として、代表を務めた者として、そして21世紀に日本に生きる者としての責任だと思います。よって、ここに発表を致します。

耐震偽装事件の本質は、決して、ヒューザーやアパだけの問題ではありません。また、法的には、確認検査制度の問題ではなく、大臣認定制度の問題のはずです。構造計算書が、偽装(改ざん)可能なレベルで、構造計算プログラムの運用プロセスを評価/認定した、財団法人日本建築センター(国の天下り機関)と国土交通省住宅局建築指導課に責任はあります。アパやヒューザーは、この観点からは被害者です。但し、デベロッパーとして、自らが作ってきたマンションやホテルの、住民や利用者の命の安全を無視してはいけません。平成18年5月22日に、北側国土交通大臣も同様の発言を国会で行ないましたが、この発言はマスコミが取り上げませんでした。官僚がマスコミを情報操作の一手に使う表れだと思っています。

よって、僕は、日本の建築行政を担ってきた一員として、この真実を公表いたします。

また、僕は、「耐震偽装」と題して、僕が知る真実を本に書きました。ペンの力によって、耐震偽装が何であったのかをお伝えするべきだと思ったからです。既に原稿は、ある出版社に入れてありますので近く出版されると思います。たとえ、僕の身に何があったとしても、イーホームズの理念であった、『21世紀の住環境の質の向上に貢献する情報提供』を果したと、僕は思っています。

最後に、結果として、国民の皆様には、構造計算書に関わる国家の不正を公表したことで、不安と混乱をいたずらに招いてしまったことを、ここに深くお詫び申し上げます。

申し訳ありませんでした。

平成十八年十月十八日  藤田東吾

こんな国など信じられるか!(きっこの日記)

藤田社長からのメッセージ(きっこの日記)

藤田社長からの追伸(きっこの日記)

藤田社長からアパグループへ(きっこの日記)


オジャマモンの証人喚問(きっこの日記)

イノシシ捕獲成功!(きっこの日記)

グランドステージ川崎大師(きっこの日記)

祖父の代から売国奴(きっこの日記)

安倍晋三が改憲を急ぐワケ(きっこの日記)

【追記】

かきなぐりプレス『イーホームズ藤田社長が炸裂させた核爆弾

zara's voice recorder『藤田社長爆弾発言は本当か

Here There and Everywhere『イーホームズ藤田社長 アパグループ きっこ 安倍晋三

らくちんランプ『藤田東吾社長の告発文の内容は真実です。

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2006年 10月 08日

日本グランプリ

投稿者 by vulcan at 09:43 / カテゴリ: / 13 コメント / 0 TrackBack

今日がF1の日本グランプリであることを、昨日NamePに教えられて以来、無性に見たくなりました。NamePは『皇帝シューミの引退に思う』を読んで、私がそんなにF1に熱かったのかと初めて知ったようで、気に掛けていてくれたみたいです。

ところが、本日は、子供たちとアンデルセン公園に行く約束をしており、F1はというと昼の1時40分スタート。F1を見るために子供たちとの約束をキャンセルするか、F1をビデオで録画するかという選択となりましたが、朝起きてみると天気が非常に良く、こんな天気で子供たちを家から連れ出さないのは許されることではないなと思い、生で見るのは諦めました。

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そこで、ビデオの録画予約をしようと考えたのですが、普段、テレビもビデオもコンセントを抜いているので、まずは時計あわせからしなければなりません。長いこと時計あわせなどしたことがないので、マニュアルを引っ張り出し、時計の設定方法を調べながら、マニュアルにしたがって操作をするのですが、設定はリモコン操作しかできず、信号の発信・受信が壊れているのか、できません。

電池を換えてみても、電源のOn・Offだけはできるのですが、その他のキー操作は一切受け付けず、発信装置か受信装置の故障が考えられます。

ここで、とりうる選択肢は、6時間ぐらい前から録画を開始するということで、終了が3時45分なので、今から撮りっぱなしにしておけばF1を丸々カバーできるはずです。ところが、空いているビデオテープはなく、買いに行かなければなりません。

今回F1を録画して、以後、また録画したい番組が出てくるのは何年か先かも知れず、そのころには、流石に我が家もDVDかハードディスクに録画できる装置を購入しているかもしれません。

そもそも、シューマッハの最後の日本グランプリを見たいと思った理由は、見納めておきたいということと、乗り物好きのHikaruが喜ぶだろうという理由であり、であれば、生で見る必要もなく、また、録画を今晩見る必要も無く、結果が分かってから、見れるときに見ればいいと思い始めました。

そんなわけで、シューマッハの最後の日本グランプリは見たいと思いますが、誰か知り合いが録画したビデオかDVDを貸してくれる人が出てくるのを気長に待つことにします。どなたか、録画したという方がいらっしゃったら、お声を掛けて下さるとありがたく存じます。

2006年 10月 08日

自転車新調

投稿者 by vulcan at 03:16 / カテゴリ: 雑感 / 0 コメント / 0 TrackBack

三連休の初日は、特にこれという予定も無く、まったりすごしました。朝起きると、風はまだ強く、雲も出ていましたが、空気が非常に澄んでいて、久しぶりに富士山を拝めていい一日の始まりを感じました。

第一土曜日ということで、ベイタウンニュースの配布の会に参加し、ついでに図書館によって2週間前に借りた本を返却し、新たに子供用に5冊と自分用に1冊借り、新渡戸稲造の『武士道』を予約しました。

家に帰り、子供たちに、借りてきた5冊の本を読み聞かせたのですが、どれもヒットしたようで、子供達はとても喜んでくれました。借りた5冊とは『ももたろう』『いっすんぼうし』『のりもの(五味太郎)』『ちいさなちいさな駅長さんの話』『そうべいごくらくへいく』です。

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普段は子供が自分で選ぶのですが、「親が選ぶときぐらいは古典の名作もいいだろう」と思い、『ももたろう』と『いっすんぼうし』を選んだのところ、私自身も、「作者の意図は別にもあるのではないか」と考えさせられ、非常に奥行きの深い名作であると改めて感心しました。子供たちも、展開のテンポのよさ(分かりやすさ)を気に入ったようです。

『そうべいごくらくへいく』は『じごくのそうべい』の続き物というわけではなさそうで、別バージョンという感じでした。先日、妹が「子供のころ読んだ『じごくのそうべい』を読み聞かせたら子供たちに受けた」とメールで知らせてくれたので、早速図書館で『じごくのそうべい』を借りて読み聞かせたところ、Bianはとても気に入り、何度も「とうちゃん、借りてくれてありがとう」と連発していました。そんなわけで、「また、喜んでくれるだろう」とは思っていたのですが、予想通りで、また、今回は更にはちゃめちゃな展開に、私もすっかり気に入りました。何度も読み聞かせているうちに、多少は関西弁も板についてきたのではないかと密かに期待しております。

『のりもの(五味太郎)』は非常に幼児向きなちょっとした本ですが、のりもの好きなHikaru用で、2分ぐらいで自分でも読める本をと思って借りました。五味太郎氏の作品はどれも我が家は好きなので、迷わず借りてみましたが、予想通りHikaruはとても気に入ってくれました。

『ちいさなちいさな駅長さんの話』は、全ての名詞に『ちいさなちいさな』というフレーズが付き、「どういう理屈なんだろう」と未だに合点がいかず、禅問答のような不思議さがあるのですが、汽車が各ページに描かれているためHikaruは気に入り、『ちいさなちいさな』というフレーズの可愛らしさがBianを魅了し、また、絶妙な余韻の作り方(つまり何かを考えさせられる構成)に私も気に入り、予定外にヒットした逸品でした。当初は汽車の本なのでHikaru用にと思い、多少はストーリー性がありそうなのでBianにもつまらなくはないかなと思って借りたのですが、とても素晴らしい作品です。

その後、Bian用にベイタウン祭りの時にただでもらってきたリサイクル自転車に補助輪を付けてあげ、子供二人が自転車で、私がTamaを乗せたバギーを押して、検見川浜のマクドナルドに行きました。私はHikaruが自転車を乗るのを見るのは初めてだったのですが、とても上手に乗りこなしているのにびっくりしました。普段、毎日、家の中で、バイクを乗り回しているので、車体感覚が抜群で、左右のバランス感覚も優れていますし、障害物との距離も体で測れるようです。

この、祖母に買ってもらったバイクというのは、ボーネルンドの赤・青・黄色の入ったしゃれたバイクで、お客さんはほぼ必ず感心します(Hikaruがずっと乗り回しているからでもあるのでしょうが)。そのたびにHikaruは「ひーばーばに買ってもらったんだ」と嬉しそうに答え、「わざわざおばあちゃんにねだって買ってもらってよかったなぁ」と思います。祖母がこの前のGWに千葉に来てくれた際、子供の記憶に残るようなプレゼントを是非とも買ってもらいたいと思い、BianとHikaruの嗜好を研究し尽くした結果、Hikaruにはバイクで、BianにはMadMagというマグネットのおもちゃにしたのでした。

というわけで、子供二人がさっさと進んでいくのですが、信号があろうがなかろうが、交差点では必ず止まって親の到着を待ってくれ、姉のBianも精神的に成長して、Hikaruが抜かしても怒らず、Hikaruも、私が後ろから「前を見ろ」と指示するときちんと前方を注意し、適切に対応するので、感心しました(つまり気が散りやすいのが玉に傷なのですが、子供なのである程度仕方がないでしょう)。

マクドナルドに到着し、注文をしていたらNamePがようやく追いつき、休憩がてら遅めの昼食をとり、その後更にイオンまで向かいました。先週イオンにあるGeoでビデオを借りたのでそれを返すのが目的です。イオンまでも子供たちの乗りっぷりは非常に危なげがなく、二人で感心していました。

とうとうイオンまで到着し、最初に自転車ショップに行きました。というのはBianの自転車に鍵がないので、何かキャラクター物の鍵を買おうかと言っていたためです。すると、NamePが「そろそろ自転車を買い換えたい」と言ったので、「じゃ、買って帰ろうか」と返事しました。

というのも、7年前に買った自転車はライトが点灯しなくなって私も常々不満を持っていましたし、最近はとうとうギアの変速もできなくなり、車体は錆が進行しすぎて錆取りクリームで磨いても綺麗にならなくなっていたからです。

一度おもちゃ売り場で子供たちを遊ばせ、その間に私はビデオを返却しに行き、その後自転車ショップで再度物色しました。そうしたところ、赤のしゃれた自転車に惹かれるものを感じ、NamePも同様だったので、それを買い求めました。

自転車本体に、荷台、幼児乗せ椅子を付け、サイドスタンドを直立スタンドに交換し、防犯登録をしてもらって、25,000円でおつりが来ました。

3段変速なのですが、ギアは後輪内部に埋め込まれており、チェーンの位置を左右にずらして変速するタイプとは異なって、チェーンはあくまでも移動しません。後輪ブレーキも車輪内部に組み込まれています。また、ライトの発電動力も前輪内部に組み込まれており、暗くなってくると自動的にセンサーがキャッチして点灯しだすため、無灯火のまま走ることがなく、また、点灯時に重くならない画期的な仕組みでした。

ということで、色も鮮やかな赤で目立ちますし、ハイテク技術が取り入れられており、車体も軽く、これで25,000円しないというのはとても安い買い物だったと喜んでいます。

帰りは、私が新調した自転車に乗り、BianとHikaruが自転車で続き、NamePがバギーを押すという編隊を組んだのですが、2歳にして9キロの行程をあっさり踏破するHikaruには感心します。

2006年 9月 30日

万年青(おもと)

投稿者 by vulcan at 23:12 / カテゴリ: 雑感 / 0 コメント / 0 TrackBack

Bianが水泳に目覚め、今日もプールに行きたいと言うので、こてはし温水プールに行ってきました。

朝食後、とりあえずいつものように布団に掃除機を当て、なんやかんやと準備をしていたら、12時前。子供二人を自転車に乗せて、花見川サイクリングロードをぶっ飛ばし、神場公園を越えたところで東に向かい、40分ぐらいでつきました。普通に行けば1時間の距離かと思います。

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こてはし温水プールは、2時間で大人300円、小学生以下100円(1歳から)で、非常に安くて気に入っています。施設は、流水プール(100センチ?)と大滑り台、幼児用プール(30センチ)、子供用プール(90センチ)、25メートルプールがあり、かなり充実しています。プール用オムツでの水泳は禁止されています。

Bianは、すっかり自信を付けたようで、今日は流水プールで4メートルほど泳げるようになりました(流れているからだけど)。Hikaruも流水プールを足入れ浮き輪で泳ぐのが大好きなので、二人とも非常に満足していました。

あっという間に2時間が過ぎ、軽く飲み食いしてから、NamePと連絡を取り合い、PAT稲毛で待ち合わせることにしました。途中、Bianが寝だし、ほどなくHikaruも撃沈したため、起こさないように超スローペースで走り、1時間以上かけてようやくPAT稲毛に到着。ホームセンターで万年青(おもと)を買いました。

万年青というのは縁起の良い植物で、名前は知らなくとも見たことはあると思います。ある人に購入を勧められたので買ってきた次第です。

『天福の霊草、引越しおもと』の由来

慶弔十一年、徳川家康公が江戸に移られるのに先だって、その居城の新築を祝して、三河の国長沢村の長嶋長兵衛という故事に倣って三種のオモトを「天福の霊草」として献上されました。家康公はこれをたいそう喜ばれて、千代田城に真っ先に持ち込まれ床の間に飾り入城したと伝えられています。

その後、家康家が安泰であったことから、陰陽道で建築、転居に「吉」であるといわれる「天福日」に「天福の霊草」として万年青が用いられる風習が、大名、旗本など武家をはじめ全国の町民の間まで広がり、現在もその名残りをとどめています。(天福とは天から賜る幸い、天与の幸福、祝事、建築、転居に「吉」であるという)

縁起の良い植物でも、枯らしてしまうと罰が当ると思いますので、大事に育てたいと思います。ということで、いくつかのサイトで万年青について調べました。割と強い植物のようで安心しました。

万年青の基礎知識

おもとについて

おもとを楽しむ!

いろんな種類があることにびっくりしました。本日購入したのは『太陽殿』という種類です。いくつかの種類の万年青が置いてあったのですが、私が最初に手に取った万年青が『太陽殿』であり、実は、先に到着していたNamePも同じものを最初に手に取っていたそうです。「植物はインスピレーションで選ぶべき」というNamePのアドバイスをもとに、迷いを消して『太陽殿』にしました。なかなか元気のよさそうな、力強さと美しさを兼ね備えた色と形だと思っています。

PAT稲毛から帰る途中、稲毛海岸のイオンに寄ったとき、守衛のおじいさんが、万年青を見つけ、「万年青買ったんだ」と言いながら、あれこれ知識を教えてくれました。万年青がきっかけに縁が広がりそうな予感がして、買ってよかったと思いました。

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2006年 9月 19日

車での旅行について

投稿者 by vulcan at 00:04 / カテゴリ: 雑感 / 3 コメント / 0 TrackBack

この三連休、急な思いつきで、母が所有する別荘に行ってきました。事前に予定を組んでいたら、荷物を宅急便で送って、新幹線で行くのが我が家流なのですが、今回は突然だったし、たまには車もいいかと思って、レンタカーで行くことにしました。

半年ぶりぐらいにレンタカーを運転してみましたが、いろいろ思うところがありました。

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車の利点

『現地での行動範囲が広がる』
向こうについてから、行きたいところにアクティブに行けるというのが車の最大の利点だと実感しました。普段は、親の運転する車に乗せてもらうのですが、今回は親が来ていませんでしたので、車が無かったら観光地に足を運ぶことは断念したでしょう。それはそれで楽しみ方もありますが、便利であることには違いありません。

『気軽に買出しに行ける』
向こうでは自炊であり、宅急便で送って仮に何か足りないものが出てきたときに、車がないと非常に不便だったと思います。結果的に買出しは必要無かったのですが、忘れ物があってもあまり問題にならない、という気軽さは車で行くことの利点ではあると思います。逆に、いつもいつもそんな気軽さだと、準備が下手になるかもしれませんが。

『好きなだけ荷物を運べる』
まあ、これは、宅急便が発達した現代では、あまり利点ではなくなってきているように感じています。3日以上の滞在日数がある場合は、迷わず宅急便で荷物を送っておきますので。日帰旅行の場合は、威力を発揮すると思いますが、何も持たない習慣に慣れてしまえば、日帰旅行に大荷物を持っていく魅力も感じませんし。

『安いかも』
今は新幹線で料金が発生するのは夫婦だけですから、レンタカーに安さのメリットをあまり感じませんが、子供たちに料金が発生するようになってくると、車で行くメリットがクローズアップされてくるかもしれません。

『いつでも出発できる』
我々は新幹線の自由席で行きますので、「○時の新幹線に必ず乗らなきゃ」という状況にはなりませんが、それでも、時刻表は予め調べてから出発します。その点、車の場合、あまり出発時刻を気にする必要は無いかもしれません。レンタカーの返却時刻は気にしなければならないときがありますが。

車の欠点

『渋滞すると非常に険悪なムードに晒される』
夫婦が険悪になることはありませんでしたが、首都高を自分で運転するのは今回が初めてで、かなり渋滞していました。すると、周りの車の運転手の顔は見えないのですが、割り込み、頻繁な車線変更、威嚇的なあおり、走行車線からの追い越しなど、車の動きがイライラを表現しており、相当なストレスを受けました。いつもあんな状況に身を置いていたら、自分たちまでイライラ病になってしまいそうで怖いです。

『子供はつまらない』
乗った当初は楽しかった子供たちも、チャイルドシートに何時間も固定されて、最後は相当つまらながっていました。動けない、運転中の親は相手にしてくれない、空気が良くない、そんな状況で楽しいはずがありませんから、お菓子を食べるぐらいしか楽しみがありません。今回、途中で何度も休憩したからではありますが、結局9時間もかかってしまいました。電車で行けば、それなりに動きに自由がありますし、5時間もあれば行けますし、親が二人とも遊び相手をしますので、子供にとってはずっと楽しい旅行になるということがよく分かりました。

『夫婦喧嘩になりやすい』
今はカーナビがついていますので、道を間違えることも少なくなりましたが、それでもたまには間違えます。昔は(結婚する前ですが)、道を間違えて、かなり険悪なムードになった覚えがあります。今は、ちょっと間違えるぐらいでイライラするようなこともなくなりましたが、それでも、しょっちゅう間違えてばかりいたら、夫婦喧嘩もしだすかもしれません。


結論

車の便利さは、確かに魅力ですが、夫婦にとっても子供たちにとっても、結構ストレスの原因になる代物だなと痛感しました。たまにはいいですが、それでも、できれば高速道路は走りたくないです。荷物は宅急便で送っておき、駅レンタカーを利用するのがベストかもしれないと思いました。ちょっと高いでしょうが、車の利点と電車の利点とを両方享受できることは替えがたいものがあります。滞在日数が長くなると、レンタカーも相当な値段になるでしょうから、電車とタクシーも悪くない選択肢になってくるでしょう。

おまけ

今回、セルフのガソリンスタンドに初めて入り、やり方がわからなくてかなり戸惑いました(給油口のキャップを自分で開けるのも初めてでした)。ガソリンスタンドを探したら、ほとんどどこもセルフになっているようで、随分時代が変わったのだなぁと実感しました。

また、間違えて、料金所で『ETCカード』の方に入ってしまって、後続の方々にかなり迷惑をかけてしまいました。料金所が『ETC』なのか『一般』なのかを確認しながらゲートを選択しなければならない、という習慣が無かったためで、随分と時代遅れとなったものだなぁと思いました。


【2006/9/20追記】

祖母に別荘にレンタカーで行ってきたことを報告しましたところ、「せっかく車を持っていないのだから、なるべく電車でいきなさい」とアドバイスをもらいました。現地で借りることについては賛成してくれましたので、今後は借りるなら現地で借りようと思います。

それから、先日の敬老の日、弟だけが祖母に電話をしていたことが分かりました。「なかなか弟を超えることは難しいなぁ」と、改めて思いました。

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2006年 9月 15日

石垣島

投稿者 by vulcan at 23:33 / カテゴリ: 雑感 / 0 コメント / 0 TrackBack

先日、知人が夏休みに石垣島に行ったということを聞いて、まだ子供の生まれていない6年前、銀行員を辞める記念に石垣島に行ってきたことを思い出すことができました。すっかり忘れていた記憶が、一気によみがえってきて、その後、当時作成したHPを見てみたところ、更に懐かしさがわきましたので、こちらでもご紹介したくなりました。

あの時はあの時で楽しかったですし、今は今で楽しい。甲乙付けがたいですが、5人で楽しめるので今の方が楽しいかなと思いました。ありがたい話です。

昔のホームページのそのまた昔のホームページの石垣島の記事

2006年 9月 14日

きっこが出版

投稿者 by vulcan at 07:14 / カテゴリ: 雑感 / 0 コメント / 0 TrackBack

きっこの日記が予約販売(発売予定日10月10日)されましたので、私も予約しました。

出版について、きっこは以下のように述べています。

でも、ある事情があり、このたび、書籍化することにしました。 日記上で、お金儲けに利用する気はない、ということを明言してきた以上、この「ある事情」について、きちんと説明するのが筋だと思うのですが、これは、あたしの家庭内の極めてプライベートな事情なので、公にはできないことなのです。 申し訳ありません。 そのため、このようなあたしの選択について、反感を持つ人もいるかも知れませんが、どうか、あたしの気持ちを分かって欲しいと思います。
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きっこファンならこれを読むまでもなく、本を出版したいと言った6月にピンと来ていると思います。それにしても、6月末に出版社との交渉に入って、2ヶ月程で出版にこぎつけたというのはすごいスピードです。

それで、『家庭内のきわめてプライベートな事情』ですが、私の推測では『母さんの治療費でまとまったお金が必要になってしまった』ということだと思います。

『母さん』関係と『出版』関係の記事を抽出してみました。

無口なカニ祭2006/5/10
母の日2006/5/15
出版社各位へ2006/6/21
お墓参り2006/8/18
お知らせです。2006/9/13

【2006/6/15追記】

普段、書籍の紹介はAmazonのリンクを貼るのですが、今回、『きっこの日記』がまだ発売されていないこともあってか、Amazonでリンクを作ることができず、予約購入したセブンアンドワイに、自分の書店を持っていることを思い出し、そちらで紹介記事を書いてリンクを作ることにしました。

何気にそうしたのですが、そうしたことが思わぬ結果をもたらしました。

本日新たなきっこの記事『お知らせです。』(2006/9/14)を見てみたところ、『きっこの日記の詳細』というリンクが貼ってあり、そこを辿ると紹介記事の下に、私の『子宝ドットコム書店』へのリンクが貼ってあります(きっこが貼ったわけではないですが)。

そこで、13日の『お知らせです。』からリンクを辿ってみると、確かセブンアンドワイにつながっていたと思っていたのに、今はリンク先がAmazonになっていました。

もともとAmazonだったのか、私の記憶が正しいのか、今となっては分かりませんが、最初からAmazonで買っていたら、このような結果にはならないわけで、非常に驚いています。

「これが、3通ほどきっこに宛ててメールを出してきたことに対する、きっこのささやかなプレゼントか」と思ってみると、非常に幸せな気分です。

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2006年 9月 13日

皇帝シューミの引退に思う

投稿者 by vulcan at 12:31 / カテゴリ: / 11 コメント / 0 TrackBack

史上屈指のレース巧者ミハエル・シューマッハの引退についてきっこが記事を書きましたので私も書いてみます。それにしても、中田英寿の引退表明といい、時代の区切りを感じます。

私の銀行員時代、大学時代の友人I.E.の発案により、つるんでいたグループが鈴鹿に二度集結しました。確か、95年(名古屋の実家に弟と住んでいた年だったと記憶していますので多分正確です)と97年(前年のチャンピオンがデーモン・ヒルであったと記憶しており、日本GPでシューマッハが劇的な勝利を収めた年なので多分正確です)の二度だったはずです。よく見ると、日本GPで6勝したうちの1勝目(ベネトン時代)と2勝目(フェラーリ移籍後)を上げた年ですね。

寒い鈴鹿の前夜祭の夜、雨降る中でカップラーメンをすすったり、皆で銭湯に行ったり、車で寝泊りしたことが、記憶に鮮明に残っています。

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95年のレース以後、すっかりシューマッハに惚れ込み、96年にフェラーリに移籍したことでますます好きになった私は、97年の鈴鹿で、前夜祭に展示されていた昨年度のシューマッハのマシンが1番(95年が優勝だったので)をつけているのに、その年は3番(96年が3番だったので)をつけていたことに対して、屈辱感を味わっていました。

97年のレースはすさまじかったです。

予選でデーモン・ヒルがポール・ポジションを取ったかと思いきや、違反行為により17番スタートに降格し、フェラーリファンの我々は一気に色めき立ちました。その結果、ポール・ポジションはジャック・ビルヌーブ、2番グリッドはミハエル・シューマッハ、3番グリッドが同じくフェラーリのエディ・アーバインでした。

スタート直後、とんでもない光景を目にしました。エディ・アーバインがロケットスタートを切り、あっという間に一番を獲得するや、そのまま爆走して、2番手以下を半周ほど差をつけるような快進撃を見せました。どうやら、チームオーダーによって、ガソリンを少量しか積まないことでロケットスタートを実現させ、燃料が切れるまで爆走する作戦を取ったようです。最初のピットインが早めに来ることを覚悟の上で、ビルヌーブのポール・トゥ・ウィンを阻止しようとしたわけです。

アーバインは、予想通り早めのピットインをしましたが、その後も追い上げるビルヌーブを頑張って振り切っていました。フェラーリ得意のピット作戦で、シューマッハがビルヌーブを抜くと、アーバインは他者と比べて一回多いピットインにより、順位を3番に落としました。

このアーバインの圧倒的な快進撃と、フェラーリのチーム・スピリッツに感激した我々を含めた鈴鹿の観客のほとんどは、レース終了後のウィニング・ランで、優勝したシューマッハだけでなく、最終的に3位に終わったアーバインに惜しみない拍手を贈りました。

あの鈴鹿の爆音は、今でも思い出すと武者震いします。圧倒的なスピード、切れのあるカーブテクニック、そして強烈な爆走音、人が狂喜するはずです。

シューマッハが引退することとなった今、あの時親友のI.E.に誘ってもらえたことが本当に幸運だったと思い、彼に改めて感謝している次第です。

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2006年 8月 21日

お盆休み

投稿者 by vulcan at 02:44 / カテゴリ: / 5 コメント / 0 TrackBack

お盆休みの9日間は驚くほどの充実振りでした。

初日の12日(土)は、幕張メッセで行なわれたボリショイサーカスを観に行きました。自転車で行ける距離なのと、私は生まれてこの方、サーカスをこの目で見た記憶が無いのとで、妻の提案を即決したのですが、観てとてもよかったです。

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劇団の方々の、観客を喜ばせるために真剣に芸に打ち込む姿の美しさに酔いしれ、開始早々、なぜか涙が溢れて、止まりませんでした。子供たちも大喜びでしたし、何より私がこの歳で、これだけサーカスに夢中になれたことがうれしく、高いチケットを買った甲斐がありました。

13日からは7泊8日で両親の別荘(山小屋)に行きました。四国の高松から両親、愛知県から妹家族4名、千葉県から我々5名の、総勢11名が寝泊りしたのですが、何とか収容できました。

時刻も曜日も気にしないで、のんびりすごす時間を長く取れたこと、いくつかの観光を楽しんだこともさることながら、妹夫婦や両親と、普段は避けたくなるような本音での議論ができたことは大きな成果です。

また、妹の提案で始めた小屋のペンキ塗りは、少々みすぼらしかった小屋が、しゃれた北欧風の小屋に様変わりしながらも、素人くささも出てて、いい感じに仕上がりました。妹・父親・私の三名でのチームワークはすこぶる良く、何十年ぶりか、もしかすると初めて、というぐらいの充実した親子の共同作業を行ないました。

更に、T神父と神学生6名(1名は神父に成り立て)を夕食に招待し、後日T神父宅でミサにも参加させてもらったのですが、イタリア人のR、G、エクアドル人のP、スペイン人のH、コスタリカ人のD、フィリピン人のJの6名と知り合いになれたのは、私にとって貴重なことでした。特に、Hは歌がうまく、賛美歌もEと一緒に歌うととても楽しい気分にさせられ、新鮮な驚きでした。彼らとはまた会いに行き、長い付き合いにしたいと思います。

妻も、普段の家事育児に忙しい生活から、大人6人が交代で子守ができるため、なか日にはゴルフ(ハーフ)を父・妹婿とで楽しみ、ヨット(ディンギー)を妹・妹婿とで楽しむことができて、非常にいい経験ができたようです(私はその日はのど風邪をひいて休養していました)。

子供達は、家の前のあちこちにやってくるカブトムシやクワガタをつかまえたり、ハンモックで遊んだり、湖のプールサイドで外国の子供たちと一緒に水遊びを楽しんだり、トイレのドア一枚を好きに塗ることが許されて、ペンキ塗りを楽しんだり、四六時中親と一緒、従兄弟と一緒、祖父母と一緒の生活がうれしかったようです。イケメン好きのBianは若い神学生との交流をとても楽しんだようでしたし、彼らも子供たちを気に入ってくれました。

そんなわけで、長いようであっという間の9日間でした。

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2006年 8月 12日

別荘

投稿者 by vulcan at 02:17 / カテゴリ: 雑感 / 0 コメント / 0 TrackBack

明日から一週間、別荘に行ってきます。

ここは、大正時代からの外国人向けの別荘村で、軽井沢とは違って、自治組織を作って厳しい規則の下に管理運営されており、非常に情緒のあふれる場所です。建物はどれも簡素で、昔建てられたものを修復しながら大事に使っており、基本的に立替は規則により認められません。乱開発が行なわれないことで、昔ながらの趣が維持されているのだと思います。ここに関する、ネット情報はほとんど皆無であり、おそらくネットに晒して喧騒にまみれさせたくないという思いがあるのでしょう。そこで地名や地域名は伏せます。

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両親は、この別荘を手に入れるために非常に努力しました。話によると、一昨年、英語の面接(理念を昇華しているかどうか)をパスし、その地での奉仕活動を十分に行ない、会員となる資格まであと一歩というところまで行ったのですが、滞在日数が一定日数に達せず、涙をのみました。気が向いたときだけ別荘に訪れる身勝手なオーナーばかりになると、村が死んでしまうため、滞在日数を非常に重視しているようです。サラリーマンであれば、有給休暇を全て消化しないと無理かと思います。それぐらいの熱意がなければ入手できないのです。両親は、昨年もチャレンジし、滞在日数も見事にクリアして権利を取得しました。

自然溢れる土地で、開発が全く進んでおらず、日本的な情緒が漂っているのですが、道を歩けば8割方が外国人で、「ここは日本か?」と不思議な気持ちになります。

両親が、奉仕活動の一環として、ゴミの回収を行なっていたとき、近くで活動していたハーフの方と知り合いになり、千葉から来たというので、息子である私と同じところだと話が弾み、よく聞くと、幕張ベイタウンで、もっとよく聞くと、同じマンションだということが分かりました。私も知り合いに加えてもらって、しばらくのち、私はエリストに引越し、その方も江東区に移られましたが、そこに行けば毎年会えるわけです。

そんなわけで、私はここをとても気に入るとともに、何か縁を感じております。

また、そもそも両親が、この地を知ったのは、T神父の紹介があったからです。数年前、クリスチャンとなった母は、T神父にこの地を紹介されました。母だけでなく、父も、このような場所が日本に残っていたことに驚き、是非とも会員になりたいと熱望しました。滞在日数の規定クリアにも、T神父の助力がなければ難しかったでしょう。

T神父と私は、年こそ親子ほどに離れていますが、私のような若輩者を大切なゲストとして扱っていただき、会った当初からざっくばらんにお話いただいております。子供たちも、T神父の別荘に「ぴょんきち」と名付けた野うさぎが毎朝訪れる習慣が気に入り、また、優しいT神父を好きになりました。親子ともども、今年もお会いできることを楽しみにしております。

というわけで、いろんな縁を感じ、これからもいろんな縁が生まれそうな予感のするこの地を、私は愛し、守っていきたいと思います。

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